逗子海岸と石垣島の設計事務所です
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こども園 竣工

 

 

和歌山のこども園、竣工しました。

設計中も工事中も、お施主様とも現場とも、綿密に打ち合わせを重ねてきました。

こども園としては竣工後がスタート。引き続きお付き合いしていきたいと思います。

子どもたちの反応が楽しみです!

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クシャナヨガ石垣島 ランドスケープ 更新



造景家の櫻井さんと石垣島内の造園の素材めぐりをしています。

全ての材料(土・バラス・石灰岩・セメント・樹木)の入手先と単価を調べ、

全ての重機(トラック・ユンボ・ランマー・ミキサー)のレンタル料とラインナップを調べ

全ての協力業者(ナーサリー・土木業者)

 

を調べて、2期工事に臨みます。

石垣島では、情報がインターネットに載っていない(島民内の情報は口コミの方が有効なため)のと、一見さんお断りのケースがあるため 島民の友人知人に情報をもらったり、紹介を受けたりして前に進む感じです。

 

2018年 新生した庭園が誕生します。

 

ランドスケープ・アーキテクトは現場知識の不足から職人を統制しきれないケースがままあります。

造園家は、図面が描けないため、抽象度の高い設計や、大きな庭園を纏めきれないようです。

 

デザインが出来、図面が描け、自分で施工も出来る櫻井さんは、ジャンル横断的な職能と言えますね。

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資本主義の終焉(利子率革命)と宇野友明さん

私の建築の師匠 宇野友明さんを月1で名古屋に訪ねていますが、ある時「掃除機をデザインしているんだよ」と楽し気に言われて、ピンと来ました。

 

「労働としての掃除機=ルンバ≠掃除を楽しむための掃除機」

 

世の中の仕事の大半も近い将来このように2分化すると思います。労働としての仕事はAIがして、人間は快楽としての仕事をすることになるでしょう。

 

良いか悪いかはわかりませんが、「快楽としての仕事」ではない仕事は無くなる。(仕事をしなくてもベーシックインカムで食べられることになるのが前提です)

 

 

面白い本を読んでいます。

 

「資本主義の終焉と歴史の危機」

 

 

 

先進国が途上国からの利ザヤを取る 資本主義のモデルは、途上国が発展していく20世紀後半からは、採算が取れなくなり、実態経済を反映しない「電子・金融空間」を発明して活路を求めたと。欲しいものが無い、のに株価だけは上がっていくそれが金融空間です。実態を反映していないので、ギャップを埋めるために3年に一度弾ける、それが金融バブルです。

 

発展の余地が無い、未開の地が無い、欲しいものが無い、投資先が無い、状況は金利の低さ(利子率革命)に反映されます。投資する対象が無いので、マネーゲームだけにしか投資できない。金融が実態経済を反映しないということは、会社が儲かり、会社の株価が上がっても社員の給料に反映されないなどの事象が起こります。これは1989年あたりから起きているそうです。

 

大切なのは、資本主義が行きついた先は、皆が幸せになれない仕組みになった ということです。

資本主義=近代主義ですから、近代主義の合理性 近代化の効率主義 は、皆の幸せに行きつかない ということになります。

 

「装飾がないということは、それだけ労働時間の短縮と賃金の上昇に直接つながる……装飾は労働力の無駄であり、したがって健康も損なう。過去もまさにそのとおりであった。だが今日では資材の無駄使いということを意味するようにもなっている。そしてこの両者を合せれば、まさに資本の無駄使いということを意味する」アドルフ・ロース

 

近代主義の限界は、建築家という職業では顕著です。

 

現代の建築家は、メーカーの既製品を説明書通りに組み立てるだけの職業になり、設計・建設にかかる時間は短く、収入は低く、歴史的に価値ある建物を身近に持ちながら、比較にならないほど安っぽい建物しか建てられない職業になった。築数百年の建物が身近にありながら、自らが設計した建物は10年も経つとボロボロになる、何故か?を自問してきました。築30年以上の自作を自信を持って案内出来る建築家が何人いるだろう。

 

日本には、良い職人さんが(減りつつはありますが)居るにも関わらず、良い建物が出来ないのは、設計と建設の実態が職人さんの実態と切り離されたからだと思います。金融が実体経済を反映しなくなったのと似ていますね。

 

金でなく、モノの現実と向き合う職人さんという生き方が、資本主義以降の人の生き方のモデルになるのではないかと考えています。

 

最良の職人さんは、快楽のために働きます。腕を試すに値しない仕事は、金を積まれても受けません。快楽のための仕事と、金のための仕事は異なります。外国の家具のライセンスを借りた家具が、いかほど高価でも生きた感激を与えないのは、職人さんの快楽のために造られていないからでしょう。快楽のために造られたモノは人を幸せにします。人が生きる理由について教えてくれるように思います。

 

では、快楽のために働く建築家とはどのように働くのか?

 

そのモデルが宇野友明さんでした。

 

東海地方では、宇野さんを師と仰ぐ建築家・職人 が多いことは一般には知れ渡っていません。

 

職人とモノについて知り尽くし、快楽のための建築設計をしている日本でも指折りの建築家だからです。

どうやって宇野さんに近付くか、あるいは自分と宇野さんの違いを認識して異なる道を選ぶか。東海のデザイナー・職人の基準点のような人です。

 

その宇野さんが、「海外から僕のドアノブやストーブを売って欲しいと再々言われて、無下に断れず困っているんだよ」と相談を受けたのが1年前。「僕は時には数年掛けてクライアントとの間に全幅の信頼関係を築く。イギリスやオランダの顔も知らない人達と、そんな関係を築けるだろうか?僕の作品を本当に理解し、建築家とクライアントの関係を築けるなら、僕は彼らのために働きたい」

 

そこで、今までに宇野さんから受けた薫陶の恩返しとして、少量受注生産で、宇野さんの建築プロダクトを売るオンラインショップを作ることにしました。

 

金額で比較されるアマゾンや、不特定多数を対象とする雑誌とは異なり、クライアント候補だけが集まる場を 将来的には、優れた職人さんと、高品質のプロダクトを設計する若いデザイナー達に、提供したいとの思いもありました。

 

とりあえずは、宇野さんに問合せのあった国: イギリス・ドイツ・オランダ・スイス・アメリカ・ドバイ を対象とします。日本国内であれば、宇野さんにお会いして直接依頼する方が良いので、とりあえずは対象から外そうと思っています。

 

前近代的な「場」ですが、現代的なところもあります。

 

既製品と比べると、10〜30倍の価格となるオーダーメイドの商品を、写真を見て購入して頂くのは本意ではありません。

 

そこで、ロンドン在住の信頼する建築家の友人を代理人とし、実物サンプルを預けることにしました。

日本に滞在経験があり、職人を尊敬する彼女は、「快楽」として代理人を引き受けました。

 

こうして、欧州に1人。アメリカからの依頼が増えたらアメリカにも1人 代理人を立てます。

実物を試してから購買して頂くと、お互いに安心感が増え、クレームも減ります。

 

会議はSkype、日常の連絡はLine です。

 

本日(3/11)サンプルがロンドンに届き、来週には首を長くして待っていたクライアントの手元に届くことでしょう。

 

 

こうして、ショップが始まりましたが、誤算がひとつありました。

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江の島(鵠沼海岸から)

散歩が楽しい季節になりました。

 

鵠沼から見た江の島は右肩上がりです、鎌倉から見ると右肩下がり。

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ラストスパート

 

 

 

平日休日、昼夜問わずの工事が続いています。

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雪景色

 

 

現場に向かう道中にて。瓦に黒漆喰の集落が、今日はお化粧を施されてました。

竣工間際にこの雪で、大変なのは現場の監督さん職人さんです。。

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良いキッチンを設計するには

良いキッチンを設計するには、建築家もお料理をするのがおススメです。

 

キッチンの設計に役立てようと、お料理教室に通い始めて 2年と3カ月になりました。

 

辻調理師専門学校フランス校ご出身の先生に教えて頂いて、料理のレパートリーは70品目ほど増えました。フランス料理が多いですが、コテコテ名古屋風手羽先唐揚げ や KFC風フライドチキンなんてのもあります。鳥ばかりですね(笑)

 

キッチンを設計することになり、今回は全ての食器・什器・食品の位置まで決めてみました。

 

資料は、出来次第こちらにアップします。

 

と、いうわけで私は我が家の料理担当になりましたが、確かにリアリティーをもってキッチンが設計できるようになりました。

 

1食に3品くらいを同時に作るので、材料の保管から、料理の盛り付けまでの時間や空間の配分などを考えると、設計も変わってきます。

 

仕上げに、お料理教室のさわだ先生に見て頂こうと思っています。次回は、ラフプランからコンサル頂こうと思います。

 

心強い味方です。

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和歌山のこども園現場



今年に入って最初の定例。現場は年明け早々から動いていましたが。。

ひとつの建物の中で、天井の高いところと低いところ、いろいろな場所を用意しています。

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Enzo Mari の自作家具の本

5年に1度くらいの周期で、能力の限界を超える難易度の仕事の波が来ます。

 

前回は2010年、初めて住宅設計を試みたときの岐阜の住宅でした、素晴らしいお施主さんでした。

 

そんな訳で、ここ1年 集中して仕事してきましたが、ようやく乗り越えられそうです。

 

そんな時期 気晴らしが欲しくなります。

 

出かける時間はあまり無いので、通販の買い物が増えます、現実逃避ですね。

 

このところ家具を設計しているので、「自作」することをテーマにイタリアのデザイナー Enzo Mariが設計した家具の図面集を買いました。

 

見て下さい、この見事にして簡便なデザイン。家庭の工具箱にある工具で出来る設計になってます。

 

(最近は原寸図を描けない建築家が多いですが、1/1で施工図を描ける建築家を尊敬します)

 

密売東京は、一癖ある面白い商品を販売しているオンラインショップです。

 

オンラインショップも建築も、買う・住む 行為を「遊び」 として捉えるのが面白いところです。

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建材を見に都内へ

年明け早々、建材と設備機器を見に都心に出ました。

 

金物を扱う堀商店さん

古いものを大切にされたい気持ちが伝わる社屋です。

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明けましておめでとうございます!

明けまして おめでとうございます。

 

新湘南バイパス「茅ヶ崎海岸IC」から圏央道に向かう途中、富士山が一番きれいに見えるポイントです。

 

今年は移動の多い年になりそうです。

 

2017年も宜しくお願い致します。

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こども園 上棟しました。

建物の骨組みが出来ました。

仕上を貼る前の状態も迫力があって雄々しい!

年明けから仕上げ工事が始まります。

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自分で設計したジャグジーに浸かってみました

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造景家 櫻井さんと 石垣島内のナーサリーを見学

石垣島で最も充実した玉城さんのナーサリーを訪れました。

 

私は植物に詳しくないのですが、見る人にとっては、垂涎の植物園とのことです。

 

職人さん同士 楽しそうな櫻井さんと玉城さん。

 

玉城さんは、私の石垣島でのアドバイザーの木工会社の社長さんからご紹介頂きました。

 

石垣島では、本当に貴重な情報はインターネットに載っていないのです。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

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造景家 櫻井さんと 石垣島内の3か所の採石場をめぐる

風景を造るための石を探して、造景家 櫻井さんと採石場を3か所巡りました。

大きさ、風合い 皆違います。

 

 

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建方始まりました

いよいよ和歌山のこども園の建方が始まりました。

これから空間が見えてきますね。楽しみです。

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名古屋で宇野友明さんの住宅を見学しました

私の建築の先生 宇野友明さんの新しい住宅を見学するために岐阜に来ました。

 

宇野さんの建築は、そこだけ密度の濃い異世界が出来ているので、身が引き締まります。

 

自分も設計施工を志すようになり、見るところが変わってきた気がします。

 

職人さんが施工する順序と手間を想像するようになり、宇野さんの工夫が具体的に見えるようになってきました、と いっても 宇野さんは私が気付いた点を教えて下さる訳なので、私の浅い経験を通してしか秘密を発見出来ていないので、見落としている秘密も多々あるのでしょう。

 

工夫のための工夫でなく、人に語るためでもなく、ご自分の美の基準を満足させた上での暮らしやすい建物を目指すとこうなった、ということのようです。

 

美に到達するプロセスが見えて来たことに喜びつつ、しかし 見えて良いのは美だけであって、それ以外はきれいに隠してありました。これもまた宇野さんの人生そのものです。

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12月は出張、出張

和歌山出張です、年内に上棟です。

 

今月は、和歌山、徳島、名古屋、石垣島に出張です。

 

寒いの苦手なので、石垣島出張は有難いです。

8か月ぶりに馴染みの職人さんたちに会えるのが楽しみです。

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kSaNa Yoga 石垣島リトリートセンター 2期(+3期)工事構造打合せ

ほぼ1年がかりで設計してきた kSaNa Yoga 石垣島リトリートセンター 2期工事(と、少しばかり3期工事)の構造打合せをしました。

 

構造設計者の長坂さんは、私の知人の中では最も頭脳明晰な人です。構造の打合せは、建築の原点から掘り起こすような建築談義になります、楽しい。

 

3年がかりともなると、関係者も収斂されてきて、欲や野心は薄く、人間は深く、職務への自信は強く、どことなく侠気ある仲間が残ってきたことが嬉しいです。皆 業界では知らぬ者の無い優秀な方々・・私以外は(笑)

 

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人間の20倍速く煉瓦を積むロボット

 

煉瓦職人4人×4〜6週間を2日間で積み上げ、精度は0.5ミリ以下、毎秒1000回自己修正と、人間以上の精度。
 

屋根の瓦積、木造の棟上げ 等も同じ原理の転用で早晩出来るものと思う。

木造の場合、棟上げ+金物の設置には3〜4週間程度掛かるが、このシステムを転用すれば、(煉瓦よりは部材数が少ないが、金物の種類は多いので)3日位かかるか?

 

現在は製材、ほぞ開けまではフル機械化されているので、伐採〜製材〜化工〜棟上げ まで一貫出来ると面白そう。山に行って「この木は、乾燥するとこう曲がるので、床の間に使いましょう」等。
 

腕の良い大工さんなら、造作など 付加価値を上げる作業に専念出来るし、機械化が進めば 大工の総量が減り、文化財の修復等の仕事は減らないので 手刻みの出来る大工さんは引く手あまたになるはず。
 

逆に、ハウスメーカーの家しか建てられない大工さんは仕事がなくなる。

どの業種でも 概ね似たようなことが起こっているようです。
 

付加価値=差別化で 「他の人がしていないことを見つける=既存の論理から意識的に外れること」なので、付加価値を作り出す作業は原理的にコンピューターには出来ないはず。
 

逆に、自分の仕事が 他の誰かの作り上げた付加価値を具現化する作業の場合 その仕事はコンピューターかグローバル経済のどちらかに取って代わられる可能性があるということになりますか。

 

自分の設計では、スケッチアップで形を決めてから2次元の図面に直している感じなので、3Dのデータをそのまま施工してくれるなら手間が省けて良い。

 

それにしても、未来の家の形というものは、技術の進歩によって ルドゥーの森の番人の小屋みたいになるかと思っていたが・・形そのものは伝統的なままなのは面白いですね。

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カンパイ! 世界が恋する日本酒 | KAMPAI! FOR THE LOVEOF SAKE

 

逗子の定員20名の文化的な映画館「シネマアミーゴ」 で日本酒の映画を観ました。

 

伝統的に酒造りは杜氏の侵すべからざる領域で、蔵元は、営業と経営に従事し、製作に関わってはならない慣わしだったそうですが、昨今は日本酒の酒造界でも、科学を応用した革命が起きており、革命は、大学の醸造学科で学んだ蔵元 自ら製作に取り組むことで起きたとのこと。

 

グローバル経済のなかでは、設計・製作・プロデュース が同時並行出来るようになり、しなければならなくなり、さてあなたならどうしますか?

 

という話でした。

 

蔵元=設計・工務店、杜氏=職人さん と読み替えれば 建築の話になりますね。

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トランプか岐阜か

アメリカ在住20年の妹が、息子を連れて岐阜への帰省を選択肢として検討しているようです。彼女の住むカンザス州は、人種差別の顕著なバイブルベルトの一部ですが、小学校に上がる息子が育つ環境が、人種差別主義の大統領下にあることに不安を感じているようです。

 

とはいえ、岐阜という町は帰郷するたびに衰退しているように見えます。繊維産業以降の転換を誤ったのは、梶原拓知事が無能で無策だったから・・と長年思ってきましたが、5年間岐阜で暮らしてみて 目先の利益(建設事業)から先のことを考えなかった(大方針は他人任せながら自らの目先の利益には敏感に反応するという)市民の自業自得なのだとわかってはきました。

 

大成建設勤務時代、タクシー代は会社持ちでしたので、月に15万円程度 深夜残業後のタクシー代を使っていました。月給と同額程度の残業代が入り、タクシーは無料のため、残業すればするほど得に思えました。経営の感覚が無く、経費が経営に与える影響など考えてもみませんでした、岐阜と同じことですね。

 

政府に任せた結果 生活が苦しくなっていくため、建前を捨て ある種の革命を選んだアメリカ(の白人) 現状は思わしくないが、革命は起きないので緩やかに(どこまで?)下っていく岐阜。コインの表裏かもしれないなと思いました。

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幸福な男たち

今週は岐阜に来ています。仕事は、ノートパソコンと電話があれば出来るので スケジュールを調整すればどこでも出来ます。

 

建築の師の宇野友明さんを訪ねたら、「御幸山の家」を思いがけなく見学することが出来ました。私の設計活動の原点のような作品なので 感無量です。

 

宇野さんは「詩のように設計したい」と言われます。

私が学んだ バルセロナ高等建築学校の J. Muntanola教授によれば 建築美学は「詩学 Poetic」と「弁論術 Rhetoric」に分けることが出来る。「何を」「どう」と言い換えても良いです。

 

宇野さんは、「どう」を詳らかにしないで、「何を」だけを設計したいという。

 

「どう」は、巷で言うところのコンセプト、論理です。

 

論理は不要だと宇野さんは言う。

 

何故、不要か?

 

建築は、建築家が自らの手で施工しないことを前提に、論理・コンセプトを発達させました。しかし、宇野さんは職人さんと一体化し、自分の手足でもあるかのごとく現場を進めることが出来、お施主さんの全幅の信頼を得ているので、抽象的な方針設定が要らない ので コンセプトが無くても出来る、具体的に自分で進められるから。

 

ガウディが同じ作り方をしたと言われています。現場に泊まり込み、翌日職人さんが造る1/10の模型を延々造り続けたと。(サグラダファミリアで、ガウディの造った部分と それ以降とで精度がまるで違うのはこのような訳です)

 

建物を訪れたときに沸き起こる感興・官能・情感 だけで十分だと。

 

第4次産業革命は、人間が 働かざれど食べられる時代の幕開けで、現在進行中です。論理化出来る作業=ロボットが出来る仕事ですし、あるいはインターネット経由で1円でも安い人のところまで届けられる仕事です。働かなくても食べられる時代には、全ての人が働く必要はなくなるため、残る仕事と残らない仕事が出てきます。

 

残るのは、論理で表現できない 目に見えない仕事、心を奥底から尽き動かす技術を持った人たちの仕事だと思います。

 

造景家の櫻井さんの人となりと似て 哲学的な土場を2日連続で訪れ 長話しながら、金でも ネームバリューでもなく、自らの内側を手探りで分け入りながら、これから何を作るかだけに没頭している、稀有にして最も幸せな人たちが、私の知らないところにまだまだ居て、そういう人たちと働けることを幸せに思います。

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日原 暢子 ひはらようこ さん箏リサイタル@紀尾井ホール 行ってきました

 

岐阜ご出身の琴奏者 日原 暢子 ひはらようこ さんの箏リサイタル@紀尾井ホール 妻と行ってきました。

 

伊福部昭作曲:二十五絃箏曲 『琵琶行』 素晴らしいとしか言いようがない。

 

日原さんの演奏を聴くのは2回目ですが、演奏の途中 空間が目に浮かびます。

 

前回、岐阜の三法荘で拝聴した折は、何故か 邸宅の内部を歩き回る感覚になり、今回は長く住んだセヴィリアの街並みが浮かびました。抒情的な音調がアンダルシアのアラブ的 迷路のような 郷愁漂う街並みを想起させるのでしょうか。

ラヴェルのTsiganeを思い出しました。

 

25弦を2時間、石垣島の施設のオープンで聴けたらなぁ などと妄想しました。

 

次回の公演を楽しみにしています。

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屋敷町

和歌山のこども園の周辺は屋敷町なんでしょうか、立派な棟構えのお宅が多いです。

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こども園現場

 

土工事が始まっています。ここから建方が始まるまでおよそ2か月。

 

その間も検討事項は山積みです。使い勝手を改めてお施主様にご説明し、最終確認をしていきます。

 

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10/7〜10/12 岐阜出張

10/8 「地域コミュニティ」再生の名人 一般社団法人ノオトの代表 金野さんにお会いしました。

 

10/10 建築における師 宇野友明さんにお会いしました。5年ぶりに自邸を訪れました。画家の娘さんの作品 素晴らしかった。

 

10/12 高山の「森林匠熟」塾長の佃さんにお会いしました。

 

懐かしい再会もしました。

 

安江怜史建築設計事務所の安江さん

neie設計事務所にお勤めの清水さん

 

楽しい旅でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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和歌山のこども園 着工しました。

和歌山の保育園 着工しました。

これからほぼ毎週現場に通います。

切り倒した柿の木の実を頂いて帰りました。

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和歌山のこども園地鎮祭

和歌山のこども園地鎮祭でした。

神主さんを質問攻めにする子どもたち。

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目標は現状維持

石垣島で一番の木工会社を営む友人が本州からスタッフを募集したいと言うので、協力しています。石垣島からの求人と言ってもなかなか真面目に取り合ってもらえないようです。

 

オーダーメイドの木工品が贅沢品と見做される石垣島でも、彼の建具や家具はよく売れます。14名の社員を抱えるのは、人口5万人の島では大きめの企業で、人望は厚く、尊敬されています。石垣島はツテがモノを言う社会なので、現場ではずいぶん世話になりました。

 

自動車が宙を飛ぶ台風や コンクリートも齧る強力なシロアリ、暑さと湿気が過酷な沖縄で木製建具・家具を作るのは大変なことですが、技術への造詣も深く、私の知る本州の建具・家具屋さんよりも優れた 最新鋭のドイツ製の機械を使っています。(ドイツの展示会で買い付けてくるそうです)

「オーダーメイドキッチンのショールームを造ったらどう?」と提案し、広島のステンレス天板業者さんを紹介し、キッチンの参考図面を渡して、年末には石垣島初オーダーメイドキッチンのショールームがオープンします。富裕層に向けて 本州や海外のフローリングや外壁材等の販売も始めるようです。(※2013年 羽田⇔石垣 直行便開始から、飛躍的に経済が成長中)

 

人を雇って 業務を拡張・転換するというとき、どちら方向に進みたいか? 何になりたいのか? 気になります。

 

私は、「死ぬまで現状維持」という人が好きで、自分もそうありたいと思っています。

 

環境や時代は変わるから、自分自身の本質を維持するためには 変化していかなければなりませんが、何かに変わることを目標にするのではなく、今 目の前にある仕事に没頭する状態を持続することが希望という人。そういう友人が多いし、私の建築現場を任せたいのは そういうタイプの職人さんです。

 

人生の終わりが見えてくると、それまでのように自由に先に進めなくなり 到達点と後ろの軌跡に捕らわれてしまう人も居ます。社会的な尊敬が足りないと感じて教職に付くとか、職人さんが芸術家の真似事をしてみるとか。

 

雑念が入るので仕事への一途さが失われ、自分を選んでくれた お客さんに迷惑をかけてしまうのはそういう時です。(生まれつきの芸術家がたまたま職人をしている金森正起さんみたいなケースもまれにあるわけですが)

 

自他共に認める 石垣島で一番の木工会社を経営する友人が、今 現時点での仕事を楽しんでおり、不自然な転身をすることなく 持続していくことが出来、友人であり続けてくれることを願っています。

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