沖縄の設計事務所/建設会社です
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20年来の

 

 

友人と再会しました。

海を越え(今はオンラインで)自由に活動する彼女には、いつも元気をもらえます。

 

どんなに立ち並ぶ新しいお店よりも、溢れかえる情報・体験よりも、

人との出会いや共感の享受に勝る幸せは無いのだろうと思います。

 

 

友人のシンガポール時代の仕事。制作秘話ありがとうございました(^^

 

 

 

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複数の故郷に根差して

長良川の源流のひとつ、板取川のやな漁場です。鮎の旬は終わりかけです。 

 

建築工藝舎は、ここ数年沖縄に根差し、石垣島と西表島に居ることが多いです。 

 

一方で、技術者、職人さん達と建材は、沖縄での現地調達と本州から沖縄に運び込むこと半々です。 

 

そのために、沖縄・東海・関東 たまに九州を行き来することになります。 

 

沖縄で友人知人が増え、心の機微を察することが出来るようになったからか、岐阜でも今までに見えなかった心象風景が見えるようになった気がします。 

 

ある地域性から他の地域性へ、いくつも根を張りながら、文化の深みを享受しつつ、多角的な見方や知識で貢献出来たらと思っています。 

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建築の師匠を訪ねる

東海地方の建築界では伝説の建築家です。

 

潜在的なフォロワーは設計業界に3000人 海外のアート関係者の間でも人気が高いです。

 

午後6時〜11時まで、5時間 楽しく話をしました。

 

内容は、「建築の2つの属性のうち、意識を捨て、感覚を活かそう」ということです。

 

言い換えれば、「AIに出来る仕事はAIで。人間しか出来ない仕事は人間で@建築」

 

ということになります。

 

Youtubeも始めたとのこと。

 

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楽しく働く

本州でのワーケーション第1週目となる今週は、休暇と挨拶回り半々です。

 

石垣島からのお土産は旬のキーツマンゴー、逆に石垣島の兄貴へは 岐阜で最も美味しいブドウ農家さんのブドウを送ります。

 

来週からは、名古屋の建築の師匠や東海の職人さん達とお会いしていきます。

 

岐阜での設計事務所勤務時代に、出会った職人さんの何名かが沖縄の工事を助けて下さっています。

 

縁とは不思議なものです。

 

仕事で関りを持つ皆さんには、各人各様の自己実現のなかで共に働きたいと思っています。

 

設計も職人さんも、新たな知識や技術や経験に親しむ機会になるとか、十分な収入になるとか、あるいは本当に好きなサーフィンに割く時間を最大限に確保するために現場で効率よく働くとか。

 

楽しく働いた方が建物の質も上がると思っています。

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今週は岐阜です

来年の工事を担当する職人さんたちとの打ち合わせのため、本州に戻っています。

 

プロジェクトごとに、ささやかな改善 大きな改革 新しい試みをします。

 

前例がある場合はそれを詳細に調べます。前例がない場合は、書物を読み、参考例を調べて、経験者や先人にお会いするなどします。

 

本州の拠点は岐阜です。築年数40年のビルは、こまめに補修しながら使っています。

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古民家から学ぶこと

古民家から学ぶことは多いです。

 

1923年築の石垣島の牧志邸、2020年現在で約100歳です。

 

こまめに補修すればまだまだ使えそうです。

 

石垣島の古民家園や、沖縄本島の中村家は定期的に訪れています。

 

諸外国の歴史的建築物と異なるのは、100年前と同じ工法で建てられる職人さんが、日本には居ることでしょうか。

最近は勉強熱心で腕の良い若い大工さんも居ます。

 

築20年経ったとき、新築時より美しく見えるために何を使い、誰が造るかを考えて設計しています。

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海上さんぽ

日曜日です。

川平湾の外れの入り江から、SUPで小島の間を通り抜け、外海へお散歩。

水の苦手な私は、その間砂浜で読書です。

 

 

小島を抜けると、それはそれは美しい白い砂浜が現れるそうです。

残念ながら陸からは行けません...(';')

 

 

ほっこり休日でした。

 

 

 

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市場の建築 19世紀の近代の象徴

新規の計画を考える中で、スペイン在住時代に好きだった市場の建築を思い出しました。

 

19世紀の産業革命を経て、建築のテーマは王侯貴族や教会から庶民に移ります。

 

技術革新から工法も刷新され鋳鉄の採用で大空間を軽やかに造ることが出来るようになりました。

 

建築の役割は、社会の秩序を人々の目に見える形に保つことで、「持続」が大切です。

 

新しい時代の建築は、それまでの時代の建物のなかからテーマが似た型を真似ます。19世紀の新時代の流通の象徴だった 駅舎や市場の建築が それまでの寺院建築を真似たのは偶然ではありません。壮大な近代の流通が王権や神に代わった というわけです。

 

効率化・工業化による、「選択と集中」が都市を造った20世紀の発展の原理でしたが、新型コロナウィルスにより人の密集にリスクとコストが加算されることになりました。

 

一方で、私が好きだったマドリッドのサン・ミゲル市場は、他の市場のような神殿的神々しさは無く、都心の一角に小ぢんまりと収まった市場で、市民に愛され、周囲を小さな広場とカフェに囲まれた活気ある可愛らしいランドマークでした。

 

ポストコロナ・・というよりは、ポスト近代。

不特定多数から特定多数へ の流れの先にこんな光景がよく見られるようになればと思っています。

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石垣島におけるワーケーションの形

東京都内の大学院生さんから、オープンデスク(設計事務所の慣習で労働奉仕をしながら実務を学ぶこと)の問い合わせがあり、24歳の大切な時期に建築を志す彼の時間を最も有効に使う方法を 尊敬する江本棟梁と話しながら思案しました。

 

デザイナーではなくリサーチャー志向で、素直な性格で運動神経が良さそうな彼とメールで対話しながら、「宮大工を修行している間に次のキャリアを考える」ことがベストではないか?ということになりました。

 

プログラムの書ける凄腕職人が最も強い と常々思っています。

 

「これからの時代は、深い知識から導き出された独自の視点を持つことが出来れば、仕事もお金も知名度も自然に集まる」と書きました。

 

コロナ禍に、希望に燃える若者の未来を思描きながら、江本棟梁と「素敵な親方と出会って、格好いい大人になって欲しいですね」と話しました。

 

 

さて、石垣島におけるワーケーションの形は何か?を考えて居ます。

 

東京都内のサラリーマンの社内コミュニケーションのために、関東圏の温泉地を再活用した(仕事を兼ねた)昭和的な親睦会もワーケーションと呼ばれるかもしれません。(旧職場の湯河原の宿がまさにそれでした)

 

しかしながら、沖縄は身近な異文化です。

 

地元の名人とビーチや島の自然をめぐり、慣習や文化に参加しながら体感し、精魂込めた地場産の独特な産物を堪能して、日頃の生き方を違う角度から見る機会をどのようなハードとソフトによって提供できるか?考えています。(リーマンショックを超える経済危機下の建設ゆえに質を下げないコストダウンの探求も最優先しなければなりません。)

 

かつて務めた大手ゼネコンでの長期休暇は、10年ごとに1週間でした。変化しないことに意味があった昭和には、自らを見つめなおす機会が少ない方があるいは都合が良かったと思います。

 

しかし、独創性が必須の時代には年に数回 1週間程度ワーケーションを活用しながら、変化する時代に方向性が即しているか丁寧に分析するのが良いと思います。深い知識と独自の視点を磨くことは、これからキャリアを築く学生だけに必要な訳ではないと考えます。

 

一時中断していた西表島の依頼主さんから、コロナ禍以降を見越してご連絡があり、コロナ陽性が出た石垣島でアクセルとブレーキを同時に踏んだような一週間となりました。

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