沖縄の設計事務所/建設会社です
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西表島 干立 琉球石灰岩砂洗い出し サンプル製作

主だった大工工事が完了し、江本棟梁は内地に戻りました。

 

人柄・技術共に素晴らしい大工さんで、西表島 干立の集落の皆さんも、お施主さんご一家も 名残惜しんで送別会・見送りなどが行われました。

『工事管理は職人さんの僕(しもべ)』なので、職人さんの功績がそのままお施主さんに伝わると嬉しいものです。

 

江本棟梁は、来年の石垣島の工事でも技術者として、教師として 活躍を期待しています。

 

西表島 干立の残工事(仕上げ・防風戸等)は石垣島の大工さんが担当します。

 

西表島の設備の職人さんの工程が読めず、仕事終わりの予定が立たなかったので先週は現場常駐でした。

石垣島での工程は完全に読めるようになりましたが、西表島の施工メンバーでは設備さんの工程がいまひとつ読めません。

 

持続可能性のため、現地と外部の 職人さん・材料 を組み合わせるようにしていますが、島ごとに事情と課題があります。

土間の左官工事ためにサンプルを現場製作しました。

セメント・白セメント・琉球石灰岩の砂をブレンドして枠に流します。

 

4時間後に水とブラシで砂利を洗い出します。

乾燥には1週間程度掛かります。

出来上がりは 新年のお楽しみです。

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真喜良の家 プライベート内覧会

お施主様のご厚意により、新規のお客様1組 検討中のお客様1組 を竣工1年経過した真喜良の家にご案内しました。

住まいが人を幸せにするものか、元々幸福なお施主様からの依頼が多いのか、内覧するたびに 建物の見学というより、幸福な生活を体感し、後に続く幸福の連鎖を感じています。

 

ここ数年は優れた職人さん達に認められる、それだけを考えてやってきましたが、来年からはお施主様達の幸福のリレーを喜ぶ心の余裕も生まれればと思っています。

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石垣島新川川花の家とゲストハウス 地鎮祭

 

石垣島の中心部 産業道路にほど近くに新しい建築(住宅と宿泊施設の2棟)を建てることになりました。

 

本物の材料と、腕利きの職人さんによって 沖縄の伝統に根差した高品質(高価格帯)の宿泊施設をリーズナブルな価格で提供するという私達の使命に努めます。

 

くっきりした虹に祝われながらの幸先の良い地鎮祭となりました。

 

2020年2月着工の予定です。

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干立・カウンターの天板を磨いています

造り付けの机の天板として、石垣島産リュウキュウマツの一枚板を選びました。

4mある原板を、江本棟梁がまる2日かけて平らにし、磨いていきます。

 

 

 

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西表島 干立 防風戸のあおり止め金物

「防風戸」は沖縄の建築のなかで最も大切な部品のひとつです。

 

台風に備えるためには、建物を低く小さく、窓を小さくすることが望ましい。

開放的な建物を造るなら工夫が必要です。

 

開閉する防風戸には あおり止め が必要です。

 

西表島の鬱蒼としたヤラブの森の建物としては、鋳鉄の可愛らしい金物が似合います。

 

しかし、建物を100年保たせるためには、頑丈なステンレスの部品を選びました。

 

平均的な日本の建物の寿命(27年)の4倍の寿命を想定して、頑丈な材料を使います。

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西表島 干立 2人めの大工さん

年末も押し迫り、江本棟梁とは別に石垣島出身の山城大工さんが入りました。

 

山城さんは、石垣島で最も腕の良い大工さんで、家具づくりも手掛ける名人です。

3年前からラブコールを掛けてようやく実現しました。

 

来年は、山城さんと共に建築・家具を製作していきます。

 

良い建築を造るために欠かせないのは、腕自慢の職人さん達からの期待と信頼です。

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西表島 干立 内部の漆喰の色の調整

内装材の色の調整は現場でします。

 

沖縄は、本州に比べ日射が強いため、室内が明るくなり過ぎないよう注意します。

 

干立の敷地はヤラブ(テリハボク)の巨木に覆われて少し陰っています。

 

明暗のバランスを見ながら漆喰の色を調整します。(同じ色に見えますが3色 異なる色です)

 

建物の寿命は100年前後を想定し、容易にメンテナンス出来るよう特注色を使わず、石垣島のホームセンターの漆喰を配合して調色出来る程度に調整します。

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