さすが、みんな いいお店を知ってるなぁ
岐阜の老舗の旅館が、お洒落な料理屋になっていました。
気兼ねすることなく、楽しい飲み会。
また このメンバーで行きましょう。
沖縄の設計事務所/建設会社です
http://www.kougei-arch.jp/index.html |
さすが、みんな いいお店を知ってるなぁ
岐阜の老舗の旅館が、お洒落な料理屋になっていました。
気兼ねすることなく、楽しい飲み会。
また このメンバーで行きましょう。
早速 ちきりんさん おすすめの一冊を読みました。
・欲しい本が数秒で手に入る
・ケータイより軽いので手が疲れない
・バッテリーを気にせずに読める(8週間持つそうです!)
・目が疲れない
・・本はブックオフか、アマゾンのマーケットプレイスで買って読み捨てることが多かったので・・ 電子版古本屋さん無いかな・・
図書館の電子版とか無いかな・・
大変快適です。
皆さん ありがとう、これ以上はない プレゼントでした。
アクセスが3000を超える月が多くなった。
読者には、知り合いが多いかと思う、東海の建築関係者かな?
建築の技術だけでなく、人間的にも敬愛する多くの方々と出会い、あるいは師になり、友になり、同輩になった。
これからもその関係は続いていくと思う。
大抵の人とは親しくなれたが、金にこだわり過ぎる人たちとだけは、親しくなれなかったようだ。
生涯 金だけを信じ続けられれば それもドライでかっこいいけれど、途中で金以外の拠り所が必要になり、胡散臭い宗教に入れ込んだりする人が意外と多いのには驚いた。
空虚を埋めるのに、自分で探す人と、手っ取り早く誰かに埋めてもらおうとする人がいるということか。
4月からは、今までよりもう少し自由に書けるようになると思う。
年度末は飲み会が多い。会いたいと思っていても、日毎じっくりと話し合う機会がない人が多いので 楽しみ。
先週は、空いた時間を使って 古民家改修の概算を作成した。
古民家再生は、意外と高い。
構造体にがたが来ている場合が多い。床を剥がすと束や柱が腐ったりシロアリに喰われたりして思わぬ補修費がかさむ。「床下は古民家改修の 縁の下の力持ちだ!」などと言ってみたりして。
主要な構造部の補修にはジャッキアップが必要。
中津川の老舗酒屋 はざま酒造 のギャラリー を訪れたときにご主人が「柱を全部ジャッキアップしました・・」と言っていた。「下手に手を出すと身代潰しますよ」
ここの銘酒「恵那山」は最高に美味しく、浴びるように呑んでも二日酔いにならない不思議なお酒です。
古民家には断熱は入ってないので、床・壁・天井を全て断熱しなくてはならない。壁の断熱は仕上げを撤去・新設しなければならない。鋸で製材されていない場合があり、サイズの決まった既製品の断熱材が部材間に合わないことがある。その場合は吹き付けの断熱材を使うことになる。
水回りは、補修前と全く違う場所に来ることが多く、配管が必要。また既存の水回りを撤去しなくてはならないことが多い。
屋根や外壁が傷んでいることが多いので、外周部全般に補修が必要。
板金の噴き方、左官のグレードなど、現代では非常に高価な仕様が多いが、だからといって、安い材料や工法をそのまま使うと、既存部材との意匠の密度が合わず、ちぐはぐで継ぎを当てたように見える。
既存のディテールは全般的に巧緻で微細に渡っており、部材を下手に撤去してしまうと補修部分だけ密度感が低く見える。しかし同じ密度でディテールを作り込むと(そのレベルの職人さんが見つかればだけれど)手間代が嵩む。
新しく付け加えた木部は素木だと、既存木部の 煤などによる経年の変色から浮いてしまう。けれど、こげ茶等で塗装しても不自然に見えてしまうことが多い。深みのある色が出ない。
気密を取るためには、既存の木製建具を ペアガラスのアルミか樹脂のサッシュに変えなければならないが、雰囲気は大きく削がれて、興醒め。
木製建具の美しさを活かすには、スペーシア(真空ペアガラス)を入れた木製建具を制作し、既存の建具の溝にはめ込めば良い。通常のペアガラスは厚さ12mmなので、既存建具の溝に収まらないが、スペーシアは6mmだから収まる。既存建具を利用してスペーシアを嵌め込むのが理想なのだけれど、元々のガラス厚は2mmだから、スペーシアでも収まらない。
(私の師匠達の一人 竹中スーパー監督 談)
スペーシアは宇野友明さんの住宅でお目にかかったことがある。2枚のガラスの間に金属球を挟んだ品のあるガラス。
なお、多くの職人さんは、レトロな建具を作ったことがないので図面で指示が必要。建具教本などを参考に。
外周部の木製建具はいずれ陽に焼けて変色していくので、塗装しない素木のままで良いように思う。
この方法は、木製建具の活かし方としては最高だけれど、お値段も最高。
スペーシアも高いが、既存の木製建具の造作は実に複雑なデザインが多い。レトロな技巧を含めてリメイクすると一本15〜20万円する。
そこまでの予算がない場合、既存木製建具の外周に外付けアルミサッシュを、木製建具のピッチと合わせて入れるのが一般的かと思う。外観は落ちるが、内観の雰囲気は残すことが出来る。この場合シングルガラスで良いと思う。
耐震壁がない(貫と左官壁によるめりこみが耐震要素)ので適宜耐震補強が必要。けれど補強部分は仕上げを新設することになるので要所に限った方が良い。
建設当初の品格を取り戻し、50年〜100年使える状態にするには、結局新築を建てるのと同じ費用が掛かると思えば間違いない。
贅沢な選択肢ながら、コストに見合うパフォーマンスはある。
(新築で同じ造作をしようとすれば、現代の住宅建築の最高の仕様の倍程度の予算が必要だと思われるので、実際にも贅沢なのだ)
古民家を改修する場合、既存に忠実に、往時の状態に戻すのが原則なのだけれど、手を加える場合は、敢えて古い部分とは似させず、造り込む方が出来上がりは自然に見える。(具体的には、暖炉を作ったり、畳を床板に変えたり、既存のままでは生活のニーズが満たせない場合等)
※何故か和室によく合うスプーンカットのフローリング(亀甲なぐりの名残り・・馴染んで当たり前?)
古民家の歴史的価値にセンチメンタルに感情移入したり、考証にこだわり出すと手が出なくなるので、外国人が改装に取り組むように客観的に、映画のセットを造るようにわざとらしく、というスタンスを保つと、うまくいくように思う。
石徹白の友人の古民家改修をお手伝いした経験が生きている。
随所で竹中スーパー監督の助言に救われている。
日頃 飽きっぽい性格に手を焼いているので、こういう楽しい仕事だと集中力の保ちがいいようだ。そうだ、石徹白に行かないと・・
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