沖縄の設計事務所/建設会社です
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昨日携帯をアンドロイドに切り替え、今日Kindleアプリを入れて、Amazonで本を購入し読み始めた。
今年度末までは、ほぼ一日中PCの前に座っているから、ガラケーでも一向構わなかったのだが、Kindleでしか読めない本があり、替えた。
本を読みやすいよう、画面は大きなものにした。(ここでIphoneが消えた)
結果はとても満足している。
通常、本はAmazonのマーケットプレイスで購入するが、届くのに1〜3日程度かかる。
読んだ本は場所を取る割に、いざ引用しようと思うと見つからない、整理が出来てないと言えばそれだけのことだけれど。
データとしての書物は、軽い(端末の重量。携帯は持ち歩かざるを得ないので相殺)し、引用・検索に便利。
目が若干疲れる(スマホはディスプレイが発光するが、Kindleは電子ペーパーなので、発光したものを読まず、反射された文字を読む、紙と同じ方式だから)ので、Kindle を購入するかもしれないが、2台持ち歩くには鞄が要る、ここは考えどころだと思う。
紙に及ばない点は3つ。
・風呂で本を読むのが好きなので、それが出来ないこと。(防水の携帯にすれば解決する)
・ページを捲らないので、どれくらい読み進めたかが直感的にわからないこと。
・本の回し読みが好きなのだが、それが出来ないこと。
けれど、これから先、紙とデータで同じ書物があれば、まずデータを買うと思う。
そういえば、長野の刑務所に居るホリエモンに質問をしたら、返事が来た。(ホリエモンはメルマガの読者の質問には、ほぼ全員答えてくれる)
何を聞いたか?「答えは有料メルマガで」
回答はメールなのでデジタルだったけれど、ホリエモンが刑務所で書いた原稿は手書きだったはず。
こればかりは、手書きの原稿を見てみたかった。
建築の確認申請を出す度に思います。
どうしてペーパーレス化、データ提出化 しないのかと。
業界外の人は知らないと思いますが、建築の確認申請(建物を建築する許可を役所に申請する書類)は、(その他多くの役所の書類と同じく)、紙の書類が原本になっています。
データを原本とするか、紙を原本とするか、は大きな違いで、確認申請は紙を原本としているため、それを、申請先の役所に、物理的に収めなければなりません。
それどころか、提出と訂正には設計者が出向かなければなりません。
わかりやすく言うと、沖縄の設計事務所が 北海道の役所に申請を出すためには、北海道に自ら出向いて申請をしなければなりません。(郵送・データ提出は認められません)。
大抵何らかの訂正はあるので、その度に日本列島を縦断しなくてはならないのです。
また、判子は、それが100円均一で買ったプラスチックのものでも証明能力があります。逆に、コピペで1億個でも同じモノを作れる100均の判子でも、なくては証明書になりません。
「100円出せば誰でも、いくつでも寸分違わぬ製品を購入できる判子に どのような証明能力があるのでしょうか?」と役所で丁寧に聞いてみたことがあります。
「私に聞かないで欲しい」との答えでした、当然と言えば当然です。
シンガポールでは確認申請はデータ提出で15分で済むそうです・・確認申請なんてその程度のことです。
時代は遡って、江戸時代の末期 武士が傘貼り等の内職をしなければ食べて行けなくなった理由の一つに、米の価値の下落がありました。
江戸の経済は米本位制でスタートしました。武士は給料を 領地の米の生産高で受け取りました。しかし戦争のない平和な時代は貨幣経済を進歩させ、次第に米の価値は下がっていきました。
見た目の禄高は変わらなくても武士は貧しくなっていったのです。
では、どうして米でなく貨幣に切り替えなかったのか?
それは、武士というものの建前上出来なかったからです。
武士が士農工商の頂点に君臨出来たのは、戦国の世の中で稲作を安心して出来るよう農民を守り、戦があれば先頭に立って戦う という建前あってのことでした。
米を守る という建前がなければ、武士階級が成立しなかったから、不合理ながら米本位制を変えることが出来なかったのです。
時は21世紀。
CO2削減のために冷暖房や電灯をこまめに切っていながら、それよりははるかにCO2削減の効果の高いと思われるペーパーレスが進まないのは、紙の書類 というものが役所の存続の根幹に関わるものなんじゃないか・・
という気がしてきました。
今は「出頭」を求められるのに、ものの30秒もあれば、オンラインで手に入るとしたら・・
全体主義の恐怖を描いた テリー・ギリアム監督の映画「未来世紀ブラジル」でもデータのやり取りは紙でしたし、書類のタイプライターの打ち間違えが、物語の鍵になっていましたっけ。
「もし小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら」
を読んだら 良書だったので、回覧することにした。
常日頃は 賢明で堅実で慎重な人たちが、「アベノミクスで日本は復活」と言っているのを聞いて、おやおや と驚いた。それも一人や二人ではない。
そんな中、堀江先生が塀の中から正論。
以下 堀江貴文のブログでは言えない話 より転載
【政府が大盤振る舞い 総額13.1兆円の補正予算を閣議決定】
http://goo.gl/6PVkE
「殆どが公共事業等のバラマキ予算であることにあ然……。若者の職業訓練に月15万円とか、大学の先端研究室に国出資1200億円とか。まぁ、土建的公共投資に比べまだマシなのもあるけど、んなことやるくらいなら減税せいよ! わざわざ吸い上げてバラまく先は自前で営業する力のないブラ下り企業ばかり。ライブドア時代に国の金なんかアテにしたことは、ほとんどなし。元気で事業を創造する会社に金が回らんと意味ないっての……。」
以上転載。
意味無いかもしれない、と思いつつ、何も信じないのは不安だから 信じる というモードにシフトしている ということだろうか。
インフレも、円安も、株価の上昇も、庶民にはむしろ不利になるのに、内閣支持率が高いのは一体どういう訳なのだろう。
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