最近複数の建築家の人達とこのような話をしました。
つまり、北京オリンピックでヘルツォーグ&ド・ムーロンが鳥の巣を作った様には、ロンドンオリンピックは建築が話題になることなかったですね、などと。
人目を引き、万人にわかるロジックを極限まで推し進めるような、「見てわかる建築」を強力に推進してきたのが、スペインの雑誌 EL Croquisでした。
それ以前には、建築が「どう見えるか?」という側面をこれ程意識的に採り上げた雑誌はなかった。
そんなEl Croquisが Studio Mumbaiの特集をしている。
Studio Mumbaiはインドの建築家で、人海戦術・現場主義で建築を作る、いわば造るプロセスから設計している建築家。
それは「どう見えるか」ではなく「どう造るか」がメインテーマの建築。
「どういう見えるか?」を雑誌で伝えるのは比較的易しい、では「どう造るか」は伝えられるとしたら、どう伝えるのだろうか?
そもそも「どう見えるか」が今後の建築のメインテーマであり続けられるのだろうか?
あまり知られていないかもしれないけれど、El Croquis はインタビュー記事の質が高い。
Studio Mumbaiのインタビュアーは・・そうコルビュジェの弟子でもあった、バルクリシュナ・ドーシでした、面白そうですね。
明日から何度かに分けて日本語訳を書いてみようと思います。。著作権 引っかかると困るな、訳文 気に入ったらEl Croquis 買ってください。
El Croquis は今後も面白く有り続けられるかどうか、考えてみてくださいな。