沖縄の設計事務所/建設会社です
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TPP って
農業では、稲作をはじめとして 一般的な農家は手厚い保護で細々と生き残ってきたので、生産性が(例えば米国に比べて)高くなく、競争に勝てない。

ただしオイシックス等、独自に効率化した企業や、ブランド化した品目は例外。

コスト高と放射能汚染の影響で農産物の輸出は一般的には出来ない。


工業では、円高とコスト高の影響で、企業は日本から離れ、人件費の安い地域に展開する。

国内消費分を日本の企業が生産するにも、他国で生産して輸入する品目が増える。


私の浅はかな理解では:

巨大ショッピングモールと、シャッター商店街の因果関係を、さらに多くの分野で、大きなスケールで、徹底的に 展開すること かと思います・・ 何も手を打たなければ ですが。


以下 村上龍のJapan Mail Media より転載 

■ 津田栄   :経済評論家

 TPP交渉は、2015年発効を目指して、来年中にすべての分野において合意す
る方向にありますが、日本が交渉参加するとAPECで表明しても(野田首相は国内
向けには参加に向けて関係国と協議に入るという説明をしていますが)、関係国から
交渉参加の同意をもらうのに時間がかかり、その間どういった交渉をしているのかの
内容について情報は入ってこない可能性が高いといえます。しかも、今後欧州の財政
・金融危機や低迷するアメリカ経済の行方次第では、世界全体が内向きとなって、自
由貿易の流れが後退することもありえますので、現段階でTPPがどうなり、また発
効した時どのような影響があるのか読めず、実際どういう変化が起きるのかは分かり
ません。

 ただ、今の自由貿易の流れが変わらないとして、交渉参加により起きる変化を考え
てみると、TPP交渉参加においての賛否で対立している関税について、原則すべて
ゼロとすることになるということになれば、輸出企業にとってみればプラスになり、
国内に生産拠点が残り雇用が維持できる可能性があるかもしれません。一方で、高関
税率を掛けて保護されているコメ、小麦、砂糖、バター、牛肉などの生産農家は、安
いアメリカやオーストラリアなどからの輸入で、太刀打ちできず、廃業・倒産の状況
に直面する可能性があるかもしれません。

 しかし、日本に有利であるという工業製品ついて、交渉に参加している間も円高が
続いていれば、製造業が海外へ生産拠点を移していくでしょうから、発効までに主な
製造業がいなくなっていて、残って生産しているという甘い考えを持つべきではない
でしょう。ましてや、関税ゼロになれば、加盟国の中のどこで生産しても同じですか
ら、むしろ企業は加盟国で一番労働コストが安いところに生産拠点を移したほうが有
利になり、TPP参加交渉時にそうした国を求めて移っていくかもしれません。農業
にしても、今後世界の人口は増加していきますから、アメリカやオーストラリアから
問題になっている農産物が恐れた規模で入ってくるかは分かりませんし、その時は価
格も上がっていて、あまり価格差がないかもしれません。

 逆に、交渉参加の時点で、TPPに参加したら農家は壊滅すると不安が広がって、
コメを作る兼業農家を中心に早めに農業を止めていく可能性があります。そうなれば
耕作放棄地が広がって、草ぼうぼうの寒々とした水田が見られるかもしれません。も
ちろん、そこで、農業を産業として捉え、拡大化を図ろうとする農家がそうした廃業
した農地を取得して大規模化していく動きが出てくるかもしれません。また、果物や
野菜などの関税率は相当低く、こちらの面での農業が競争力を持っていますから、む
しろ果物や野菜などの栽培などに適している地域では輸出に積極的になって、転作の
動きが広がるかもしれません。

 また、酪農においては、大規模化を図る酪農家などが出てくるかもしれませんが、
不安が広がれば、小規模酪農家などは廃業の動きを強めるでしょう。小麦を栽培して
いる農家やサトウキビを栽培している農家にも同じことが当てはまります。とはいっ
ても、競争力が持てる大規模化には限界がありますから、酪農、小麦、サトウキビな
どの農家は廃業が多いのではないでしょうか。どちらにしても、地方の産業が米作農
業を中心とする地域は、廃業して、土地が集約されたり、転作されたり、最悪は耕作
放棄地として、また酪農、小麦、サトウキビなどの生産地域は多くが廃業して、風景
が大きく変わっていくかもしれません。一方で、そうした農業地域では、確実に人口
の減少が加速し、地域経済は寂れ、地方財政は破綻危機に陥っているかもしれません。

 問題は、TPP交渉参加による不安をあおって、反対派の中の農業における既得権
益層が政府からの数兆円ともいわれる補助金などを獲得しようとして、農業を守れと
いう名目で運動を起こして攻勢をかけてくるのではないかということです。反対派の
全てがそうというわけではありませんが、過去のウルグアイ・ラウンドでは犠牲にな
る農業への影響を緩和するためと言って6兆円強の農業対策費を出させて、農道など
の公共事業や農業共同施設整備などに使われてしまって農業強化につながらず、結果
として農業に寄生している既得権益層に対策費が流れてしまったという苦い経験があ
ります。そういう既得権益層の動きが必ず出てきますから、警戒したほうがいいでし
ょう。

 政府は、率先して規制緩和をして競争原理を働かせ、既得権益層を排除して、新規
参入を奨励し、一方で高齢化、兼業化で衰退しつつある農業をどう立て直し、規模拡
大や所得補償制度の見直し、農産物の加工・販売による競争力向上などで農業の強化
につながる具体策を急ぎ検討することが必要になりますが、TPP交渉において例外
品目、移行期間などの問題も絡んで、どういった決着をつけるかによりますが、TP
P参加交渉が農業の景色に大きな変化をもたらすことになりましょう。

 これまでTPP交渉参加で工業製品と農業を主な問題にしてきていますが、個人的
には、アメリカなどの本音は、規制により日本のガードの固いサービス・投資をいか
に自由化するかにあると思います。それは、保険や医療、製薬などアメリカが得意と
する分野であり、オバマ大統領が一番気にしている雇用の拡大につながる産業である
からです。アメリカでは、農業で既に大規模農法をしてるために、日本に輸出できる
といっても農地の関係もあってその量を大きく伸ばせるわけではないので、雇用を増
やせる可能性は小さいといえます。また、アメリカの製造業は、競争力を失い、GD
Pの1割にも満たないために雇用創出には力不足だからです。つまり、アメリカは、
モノにおけるグローバル化からサービス・投資におけるグローバル化の貫徹にあるの
ではないかと思います。そしてそのために規制の緩和・撤廃を要求してくるはずです。
 
 そういったことは、アメリカから、既に関税の即時撤廃、知的財産権の保護など、
医薬品の規制改革を要求されていることに表れています。その結果、後発薬の開発が
違法とされる可能性も出てきて、大きな問題になりそうな気配です。その他、政府調
達における自由化も、今後クローズアップされるかもしれません。また、郵便・郵貯
・簡保の3事業について、優遇措置を採っていると批判し、その撤廃や、実質国営で
あることを問題にし、郵政事業の開放を要求しています。その上で投資対象にしたい
という意向をもっているようで、すでに規制に絡んでアメリカから、その撤廃、サー
ビス・投資における参入の要求が来ていると見ていいのではないでしょうか。

 その点で、もう一つ大きな変化があるとすれば、規制によって守られてきた既得権
益が、交渉する中にあって規制緩和の進展から切り崩されることが起きるかもしれま
せん。すなわち、規制によって築いてきた官僚の既得権益や規制によって守られてき
た業界の既得権益が縮小させられることになるかもしれませんし、そうした業界と官
僚をつないで既得権益の一部を得てきた政治家もその旨みを失うかもしれません。T
PPは、これまで規制によって実質的に鎖国化していたのを開国させる、まさに黒船
になる可能性があります。とはいっても、政官業の既得権益層がアメリカの要求に対
して手をこまねいて見ているとは思いませんので、相当の抵抗をするでしょうし、す
り抜けようと考えるのではないかと思います。ただ、日本の経済成長のために自ら率
先して規制緩和を図ろうとしないで、またしても外圧でいやいやに行われようとする
のは、後々無理やりされたという感情的な問題を残すような気がします。

 最後に、今回のTPP参加表明において、野田政権の対応で三点危惧することがあ
ります。一点目は、野田首相は、TPP参加交渉について自分の考えを率直に国民に
語ろうとしないことです。つまり、TPP交渉参加の意義を国民に説明していないこ
とです。先日の国会答弁で、野田首相は交渉参加の意義を「安全保障面で安定した環
境になることにつながる」と説明していることを考えると、中国をけん制していない
と言いながら、中国と対立姿勢にあるアメリカにすり寄って関係修復強化にTPP交
渉参加表明を利用していると見られても仕方がありません。

 とにかく、TPPによって国民にどんな結果をもたらし、どういう国になるのかの
ヴィジョンを示し、そのメリット、デメリット、あるいは何としても守るべき国民の
利益、譲らねばならない場合における不利益や負担を直接説明する必要があります。
野田首相は、それを一向にしておらず、ただ体裁を繕って、既に結論があるのに賛成
派と反対派の顔を立てて一日発表を遅らせた上に、明確に参加交渉という言葉を使わ
ず、関係国との協議に入るとお茶を濁して、逃げているように見えます。それでは、
野田首相は総理という座にいたいだけで何をしたいかの意思をもたないことが、いず
れ国民に見透かされて、支持を失うのではないでしょうか。

 二点目は、野田政権の外交力のなさが露呈していることです。今回、APECでの
日米首脳会談において野田首相が「すべての物品、サービスを交渉のテーブルに乗せ
る」と言った言わないで日米間でもめ、アメリカに言わなかったと抗議し訂正を要求
したにも拘わらず、訂正に応じなかったことに見られるように、アメリカは日本をT
PP交渉で例外なき自由化を認めたかのように発表して追い込もうとしています。も
ちろん、追い込みすぎると日本の離反が起きるので、アメリカの基本スタンスを述べ
ただけという見方もありますが、日本の首相が言ったという表現は重すぎます。しか
も、不手際なのか、TPP交渉参加9カ国首脳会談にも呼ばれず、仲間と見なさない
ことで日本を焦らす姿勢を取っています。既に厳しい外交戦が始まっているにもかか
わらず、野田政権は、このTPP交渉における戦略もないことをさらけ出し、追い込
まれようとしていて、この先国民の利益を守れきれずに外交敗北に陥るのではないか
と恐れています。

 三点目は、野田政権は依然として情報の開示をないがしろにして、隠していること
です。先にも書きましたが、既にアメリカから医薬品の規制撤廃を要求されているに
もかかわらず、政府はまだ何も言われておらず分からないと説明しています。こうし
たことを見ても、野田政権は、前の菅政権と同様、国民に情報を迅速にかつ正確に開
示しようとする意志がないことが分かります。むしろ、福島原発事故の放射能汚染で、
時間がたってから被ばくしていましたということで、国民をごまかしてきた姿勢をそ
のまま引き継ぎ、TPP交渉で不利な内容の要求が来て飲まされても国民に知らせな
いで、後でこうなりましたと既成事実にしてから国民を無理やり納得させるような手
法を取りそうな気配です。その結果、国民と真正面に向き合わないまま、後でTPP
交渉参加において求められた内容と結果が提示されたときに、国民に不利益ばかりで
不満が広がって大騒ぎになり、政治的に混乱する可能性があるのではないでしょうか。

                             経済評論家:津田栄
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太字を切るための工夫
店舗の看板のロゴをめぐって頭をひねっていました。
 
 
文字をコンピュータ上で描くには 字体 を決めます。
 
明朝 や ゴシック など日本語の字体と、Arial や Courier のようにアルファベットの字体があります。
 
字体は(あたりまえですが)デザイナーが一文字ずつデザインしています。
 
字体のデザインはひとつの学問になっており、とても奥が深いです。

字体によって文章が真面目にも、くだけたようにも 見えます。
 
 
自体には、太字、斜体、下線 などのモードがあります。
 
太字 と 下線 は 「強調」 斜体 は 外来語 や セリフ に使います。
 
 
さて、店舗の看板は 日本語字体 の太字です。
 
ところが、業者さんから指定されたプログラムには太文字の設定がありません。
 
 
Cadソフトには、ドロー系(線で描く) と ペイント系(色の粒で描く)という2種類があります。
 
業者さんの指定はドロー系のソフトです、そのままカッティングマシンに入力すると、あとは自動的に切ってくれます。
 
 
ドロー系のソフトに日本語の太字がない!のは発見でした。
 
 
アルファベットのフォントには太字があります。
 
なぜ日本語には無いか?
 
太字は、自動的には出来ないのです、バランスが崩れないよう一文字ずつデザイナーがデザインしています。
 
アルファベットなら大文字・小文字で50個程度ですが、日本語は平仮名・カタカナだけでも100個 漢字に至っては2万?
 
とてもデザインしてられない のでしょう。
 
 
ワープロソフトでは、日本語の字体も「なんとなく」太字にしてくれますが、デザイン用のソフトには「なんとなく太め」がないのです。
 
 
仕方がないので、インターネットで 画像 を 線図 に変換するソフトを探しました。
 
ワープロソフトで作った「いい感じ」の太文字を、きれいになぞって線図にしてくれました。


↑こうしたいのに           ↑こうなる




↑画像を読み取って、切り抜いた文字。ほとんど見分けがつきません。
 
その昔、ワープロの拡大コピーを、カッターで切り貼りしていた時代には思いもよらない 問題 と 解決 でした。
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180° SOUTH

僕も買っちゃいました。

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大聖堂

ケン・フォレット の 「大聖堂」 を借りました。

大聖堂を建てる話だそうだ。

3冊組ワンセット。

教えて頂いた本は全部揃いました。

あとは読むだけ。

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TPP参加するらしいから
TPP参加によって、どのような分野でどのようなメリットとデメリットがあるのか?

勉強中だから、よく知らない。

というか、メリットとデメリットについては、誰も確かなことを言えない。

議論の途中だからだ。

ひとつだけ知っているとすれば、アメリカの要求ということだ。


過去、よく調べずにアメリカの要求に応えた「大店立地法」

外資系の大規模ショッピングモールを建てるために出来た、アメリカの企業のための法律。

結果は誰でも知っている「シャッター商店街」

http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/f1e4c02d086dbc13f1b61eac9301be36



便利で経済的なショッピングモール と シャッター商店街。

不便で割高だけど、活気のある商店街。

どちらかを選ぶ国民投票があったとしたら、どちらを選んだだろうか?

自由競争すればいい、というものではない。

大切なのはセイフティネットと選択の自由。

(例 スペインでは商店街を守るため、デパートは日曜営業禁止していた)


それにしてもアメリカって大したもんだ。

正面切って反抗できたのは鳩山さんくらいだった。
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まだです
↓昨日
http://livedoor.2.blogimg.jp/enzo_garden/imgs/1/7/176c29ce.jpg


↓今日
http://livedoor.2.blogimg.jp/enzo_garden/imgs/1/f/1ff3bf8a.jpg 

園三さんの工事が始まるとヴァージョンアップする感じがします。

http://blog.livedoor.jp/enzo_garden/

頭を悩ませた川沿いの柵もこの通り、見事に庭の一部になりました。

↓ネタ元は、92年のセビリア万博会場の柵です。

通れそで決して通れない やるせない柵でした・・


外構が済むと、ドレスアップした娘を見るようで・・ 恥ずかしいやら 嬉しいやら。

内装は終わりました。

外構は明日完成です。

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勉強熱心

エコハウスの勉強会に出たら、顔見知りの材料メーカーの営業さん達が机を並べて勉強していました。

皆意欲的で楽しげです、それに若々しい。

なかでも熱心で博識なひとりとお茶して2時間ほど話しました。


建材にはじまり文学まで。

また面白い知り合いが増えました。

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開店前夜
朝 8時半に大垣市和合本町の店舗の現場に直行しました。
 
ケーキの材料を売るお店「グランスィエル」さん。
 
引渡しを済ませて、11/14のオープンに向けて準備の真っ最中です。
 
そんな中、「棚を補強してください」との依頼を受けました。
ケーキの材料は比較的軽いものが多いのですが、カンズメなど ひと箱20KGにもなる商品もあります。

余裕をみて棚を補強することにしました。
 
建築の現場は、中盤までは緩やかに進んでいきますが、引渡し前になると色々な作業がクロスオーバーして「想定の範囲外」が起きてきます。
 
開店までは、(ストレス性の)僕の寝違い?は治らないのでしょう、首が・・回りません。
 
来週月曜からいよいよ園三さんの出番です。
 
造園が終わったら写真とアクセスマップをアップします。
 
ケーキ 作りませんか?
 
材料 と 道具 と 作り方(ケーキ教室開設の予定) と 味見(カフェ開設の予定)は 大垣商業高校東のグランスィエル さんでどうぞ。
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美しいものから 生きているものへ

「きれいなもの」から「美しいもの」そして今は「生きているもの」を求めています。

と語った彼の言葉がようやく解ったような気がする。

「 ファッションとは、美しく見えるがのちに醜くなるもの。芸術とは、最初醜く見えるがのちに美しくなるもの。」
S. Jobs

やはりそれは美について ではないだろうか?

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