大垣の店舗も竣工まであとひと月です。
お施主さんと話していくにつれて、使い勝手や客動線について、イメージが具体的になっていくのを感じます。
お店の中で、メジャー片手に動き回りながら寸法を決めています。
建築はどんなに効率化しようとしても、作る人・考える人・使う人 のコミニュケーション以上のスピードでは出来ません、またそれで良いと思います。
毎日現場に通って手応えを確かめて見えるお施主さんと、数限りない変更に辛抱強く付き合って下さる監督さんと職人さんには感謝しても足りません。
お施主さんがメールもFaxも使わない方なので、情報を伝えるにはお会いするしかありません。
お施主さんのお顔を拝見すると、話の内容以上に 今どういう心持ちで見えるかが伝わってきます。
お施主さんにとっても、私たちが真剣に検討しているか、提案に自信を持っているか、工事が順調か、顔を見ればわかるでしょう。
工事中は、日頃冷静で温厚な方でもピリピリしてくるものです。
そんな時はどんな些細な用事でもなるべく出向いて、お顔を拝見することにしています。
メールは便利なツールですが、建物が敷地から離れられない間は、会うことが最良のコミニュケーションツールだと思います。