沖縄の設計事務所/建設会社です
http://www.kougei-arch.jp/index.html
コーヒー腹

ここ数日お店の勉強をするためにコーヒー腹。

東京に住んでいる頃はスタバが一番おいしいと臆面なくも思っていましたが、シェルパコーヒーを飲んでからスタバを飲むとずいぶん色褪せて感じます。

http://sherpacoffee.com/cafe.html

何をどうしたらあんなおいしいコーヒーが淹れられるのでしょう。

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三澤文子さんの住宅

土砂降りの中ほっつき歩いていたら、運良く岐阜市内の三澤文子さん設計の住宅を見せて頂くことが出来た。



国産材の厚板をサンドウィッチした「Jパネル」 や 独特の形状で接合部の破断を防ぐ「Dボルト」で有名な建築家。
http://www.length.or.jp/ma-01.htm

浜松で一軒見たことがあるが、特に好きにも嫌いにもならなかった。

が岐阜の物件はなかなか良かった。

三澤さんは、というより在来木造の施工に通じている設計者は、複雑な架構をことさらに見せたがる傾向があり、どこのものとも知れない意匠が気になってしまうことが多い。

写真と実物は異なることが多いことを知りながら、先入観をもってしまう。

実際に訪れてみると、まず持ってその静けさが印象的だった。

これは、Jパネルの比重によるものと思う。

通常は12mmの合板で葺くところを、36mmのパネルで葺く。

音は壁や屋根の重量に従って遮音するから、室内は何か しん としていた。

アクロバッティックな架構もそれほど目に映らない。

そして、杉の上質の床からそこはかとない清涼感ある香り。

前回の見学では気づかなかったが、この人は「豊かな生活」を知っている・・・ と感じた。

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彼の人の属性
愛は寛容であり、愛は親切です。

また人をねたみません。

愛は自慢せず、高慢になりません。

礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。

すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。

<新約聖書 コリント人への手紙 第一 13章4節〜8節>

そうか、彼の人の属性は「愛」だったか・・
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処分 ですか

3月12日 東電首脳部は、菅首相の了解が取れていないことを理由に、一号機への海水の注入を止めることを決定。

現場の吉田所長が独断で注水を続行した。

東電は、注水の続行自体は妥当だったものの、報告が遅れたことを理由に、所長の処分を検討しているとのこと。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201105270045.html


海外メディアでは、「現場は優秀 上層部は無能」 との認識。
例えば↓

http://by166w.bay166.mail.live.com/default.aspx?n=2015807015

尻拭いをして非難も受けるというね。

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丹下さんのスペイン
バルセロナ時代にお世話になった、スペイン在住40年?の作家?建築家?強面プロマネの丹下敏明さんがブログを始めました。

スペインについて ヨーロッパの建築について、情報量で彼の右に出る人はいないでしょう。
大変完成度の高いブログ。
http://d.hatena.ne.jp/Arquitecto/


そういえば彼も名城大学出身であられましたね。
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5.23 参議院行政監視 委員会 行政監視
行政評価及び行政に対する苦情に関する調査
(原発事故と行政監視システムの在り方に関する件)  

参院行政監視委の参考人:          
京都大学原子炉実験所助教 小出 裕章            
芝浦工業大学非常勤講師 後藤 政志
神戸大学名誉教授 石橋 克彦君      
ソフトバンク株式会社代表取締役社長 孫 正義

http://www.ustream.tv/recorded/14906087
http://www.ustream.tv/recorded/14907869

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価値観をベースに
Twitter上で拾った名言

「仕事は分野ではなく、価値観をベースにチームを組んだ方が、質が高くなる、と今日もまた思ったよ。」
http://twitter.com/#!/taku_kondo


住宅の現場で家具の詳細を決める段階に来ている。

いつも迷うのは、金具 コンセント といった既製品の類。

家具自体はカスタムメイドなので、 ある程度まで自由に決められる。

既製品には注文を付けることが出来ないので、どうしても納得できない部分が出てくる。

小さな違和感が出てきてしまう。

(もちろん、職人さんにオーダーメイドしてもらうという選択肢もないではないが、坪単価と予算配分を大幅に変えなくてはならず、それは一朝一夕には出来ない)

特に、スイッチプレート、コンセント といった電気設備部品は、意匠的な選択肢が少ない。

ステンレスのパネルをきれいに貼り上げたキッチンの天板に、コンセントが「こんにちは」と顔を出す。

悪くはない、けれど良くもない。


インターネットで探してみると、京都の町工場でちょっといいプレートを作っていた。

パナソニックの金属のプレートが250円。 ちょっといいプレートは1650円(割引込)。

いいプレートを付けることで、キッチンの付加価値が1400円分以上上がれば、採用の価値はある。

迷ったときは、信頼のおける仲間に相談する。

同僚A
「なかなか良いですが、コストパフォーマンスが合うかな?普通のプレートでも悪いわけではないと思う。」

センスのいい家具屋さん
「僕は好きです。自分用にひとつ注文しときましたから、現物見てから決めたらどうですか?」

どちらも正しい。

たかがプレート一枚、されど だ。

価値観を共有して、一緒に考えてくれる仲間がいれば迷うことも価値がある。
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ジョージ オーウェル広場に面した無秩序なバール

築120年の古民家を仔細に見る機会があり、その自由闊達な施工に驚いた。

たとえば床。

もちろん石場建なのだけれど、石といってもその辺にあるような歪なのを ぽんぽん と置いてある。

垂木も根太も、床板の乗る上だけ平ら、下は丸太のまま、それが適当に束に乗っている。

石の大きさも、垂木と根太の太さも違うから、束の長さで水平を出している!!

全ての部材がカスタムメイドだ。

そして空間には有無を言わせぬ豊かさがある。

重文でも何でもない、ただの住宅なのに。

築120年の事実は重い。現代の住宅の4〜5倍も長持ちなのだ。

謙虚に学ばなければならないと思う。120年・・・機能も意匠も問題なし。

手直しすればまだまだ保つ。


一方、建設中の大垣のお店では、今まで使ったことの無い古材で家具を作ろうとしている。

意匠というよりは、第一ボタンを外したような くつろいだ感じを出したいからだ。

精度を下げたい、と思っている。出来るかな。

センスのいい家具屋さんに相談しながら・・・
 

精密さでは、人を感動させることは出来ても、くつろがせることは出来ない。

「くつろいだ」 と 「だらしない」が背中合わせでバランスを取る無法地帯 感覚だけが頼りだな。

住宅でも、脱力したい。

エコポイントだの、瑕疵担保だの、窮屈なことばかり決められているけれど、見事に脱力した古民家を見てごらん。

120年保つ以上のエコは無いだろう と。

この国は無秩序で、ぐだぐだ過ぎるところがあるけれど、無秩序は失って欲しくない美徳のひとつ。


バルセロナに住んでいた頃、お気に入りのバールがあった。

スペインは、基本的に自宅で社交をしないので、めったやたらとバールがある。

お洒落なのが多いけど、陰のないバルセロナ風のデザインは肌に合わず、探し探してそのバールに行き着いた。

Bar Oviso という。

ゴシック地区の小さな広場 Plaza George Orwell にある。


それは、無秩序を絵に描いたようなバールで、壁には一面絵が描いてある。

照明は裸電球 配線も配管もむき出し 天井の塗装は剥げている。

なのに何とも豊かな空間だった。

バルセロナ中を足を棒にして捜した無秩序を、とうとう見つけた。

行き過ぎた秩序の代名詞「1984」の著者の名前を付けられた広場で!

(ガウディ や ミラージェス から連想される自由自在さはバルセロナの建築には ほぼ ない。

彼らは、あの重厚な秩序から飛び出せるだけの才能があったのだ。)


その後セビリアに移った僕は、もうそれ程印象的なバールに出会わなかった。

アラブの影響を色濃く受けたセビリアは、人も街もカオスそのもので、無秩序を補給する必要が薄れたからだろうと思っている。
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アロハシャツ と かりゆしウェア の  複雑そうで単純な関係

夏になるとアロハシャツを着る機会が増えます。

沖縄やハワイの人はいいな、ラフな正装があって。

「伝統」とアイデンティティの微妙な関係を考えるモデルになるかもしれない。

アロハシャツと かりゆしウェア は、どうやって出来たのだろうか?伝統と呼んでいいのだろうか?

伝統は誰が作るのだろう。


「アロハシャツ」

定義: 「派手な和柄の開襟シャツ」

開発時期: 19世紀終盤〜20世紀初頭 1937年に「アロハシャツ」が商標となる 現在はハワイの男性の正装。

開発者: ハワイの日本人農業移民

材料: 持参していた着物の布を再利用

モデル: パラカ(ヨーロッパの船員たちが着ていた緩い上着 フロックのハワイ語)

その他:当初ハワイにはアロハシャツを作る染色技術はなく、アメリカや日本(京都を中心に、安価で品質の良い生地を小ロットで大量に供給することが出来た)で作られた。




「かりゆしウェア」

定義: 
「アロハシャツに似たシャツ」
「沖縄県内で縫製されたもの」
「沖縄観光をPRする柄のもの」 (当初は沖縄伝統の染色柄 現在は沖縄の風物)

開発時期: 1930年代 1990年に「かりゆしウェア」の名称が出来、「クールビズ」推奨により官公庁などでの着用が始まる

開発者: 沖縄県ホテル組合(沖縄シャツと呼ばれていた)

材料: 特に決まりはない(縫製が沖縄県内であればいい)

モデル:アロハシャツ


「沖縄の伝統」とばかり思っていたかりゆしウェアは、図柄と生産を特定したアロハシャツの1ジャンルと言えるようだ。歴史もずいぶん浅い・・・典拠がWikiだけで申し訳ないけれども。

むしろアロハシャツの方が、「モデル=型」のみをヨーロッパ由来のパラカに頼り、それ以外「柄、素材、生産」を日本に起因する、とても「和」な服ということになる。

薄暗い日本家屋の中で映える派手で美しい和服の柄が、ハワイの晴天にさらされても色あせずに、様式として生き残り、現代の伝統になった。

もちろん安物であれば、チープに見える。

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20ミリシーベルト
2011.5.10 フジTV・とくダネ 福島の子供たち 20ミリシーベルト問題
http://www.youtube.com/watch?v=950H9R5htcM&feature=share








http://fukugenken.e-contents.biz/information01
(早尾貴紀さん(東京大学研究員)のメッセージを転載しています。)
福島県でお子さんをお持ちの方々へ:避難という決断とその支援について
2011/04/23 09:32
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コルト イ デレチョ

竣工から2ヶ月経った「公園の前の家」を訪れました。

建具の幾つかの滑りが悪かったり、洗濯物干しの高さの調節ねじが硬かったり。

大きな問題ではないけれど、放っておくと不便だったり、そのまま使い続けると部品が傷んでしまったりするので、こまめにメンテナンスをします。

一生懸命に設計と監理をしましたが、工期が若干延びてしまったり、細かい不具合があったりして、「お施主さんにご満足頂いているかな?」と心配していました。

どの現場も同じです、お施主さんから連絡があると、懐かしく嬉しい反面ドキッとします。

お施主さんにお会いして、ことのほか満足そうなのに安心して、帰りは気が楽です。

どこの現場も同じ。

ヘミングウェイの短編・・・タイトルは何だったかな?「臆病風に吹かれた闘牛士」が出てきます。

大きな闘牛に対峙して、彼が志すのは「コルト イ デレチョ」(素早く、正確に)

この二つだけなのです。

技術論は、山積しても、言い表せるのはこの二言のみ。

そんなものかな、と思います。

大きな建物、小さな建物、高価な建物、お値打ちな建物、こだわるお施主さん、お任せのお施主さん。

色々な物件があるけれど、僕たちに出来ること、しなければならないことは いつも 同じ。

感謝されても、けなされても、喜ばれても、責められても、いつも 同じです。

もちろん喜んでくれた方が嬉しい。感謝された方がモチヴェーションも上がる。

けれど、するべきことはいつも同じ。

コルト イ デレチョ

臆病な闘牛士のように、牛に立ち向かうだけ。

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改革派官僚の古賀 茂明さん
改革派官僚の古賀 茂明さん。

http://www.youtube.com/watch?v=YA2LaX8eGDA&feature=related


http://www.youtube.com/watch?v=smi_ySOpZ4c&feature=related
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「送電施設を国に売って賠償原資に」 by 郷原さん
http://astand.asahi.com/magazine/judiciary/fukabori/2011042800012.html?iref=chumoku
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ボランティア させて頂く
麻里子は今日から同僚の女子と2人で 東北ボランティアです。


寝袋 長靴 マスク 帽子 予備の水を少々。
 
寝泊りは体育館 食事は近所のスーパー 風呂は近所の銭湯を使うそうです。
 
被災者の方々の落ち込み様は深刻で、「してあげる」のではなく「させて頂く」という姿勢で臨むようアドバイスされたそうです。
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