沖縄の設計事務所/建設会社です
http://www.kougei-arch.jp/index.html
クンデラとボルヘス

地震と津波と原発の事故で、建築に期待されているのは、「格好良い仮設住宅のデザイン」とかじゃなくて・・・もっと根源的な生活のフォーマット作りだと思う。

どのように暮らせば、孫の世代に苦労かけずに済むか・・・ 

そんななか、高校野球のマーチから花見から、「自粛」が流行ってるらしくて、「キッチュだな」と眉をひそめるうち、「存在の耐えられない軽さ」のなかの、共産主義下のチェコのマス・ゲームのくだりを思い出していた・・ 同級生達が笑顔でマーチングしてる間トイレに隠れているサビーナ。

最近は小説を読むこともほとんどなくなってしまったが、学生時代は、小説片手にベッドに潜り込むのが習慣だった。

人生のフェーズによって必要とされる精神の糧は変わるのだろうか。

もし1冊だけ、小説を選べと言われたら、ミラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」を選ぶ。
古今のヨーロッパの思想と文学の間を忙しく飛び回りながら語られる純朴な恋愛小説。

クンデラのなかではこの本が最も読みやすいのは、優れた訳者のお陰だと思う。
他の本も彼の訳で読んでみたかった。それくらい良い。



もう一冊選べと言われたら、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの「伝奇集」を選ぶ。
ボルヘスの本は読み始めると迷宮に入っていくが、読み終えた僕は出て来られているのだろうか?



2つとも文学でありながら、メタ文学的でもあり、何十冊もの本を同時に読んでいるようだ。

この順位はここ10年くらい変わっていない。

読んだ人、ぜひ話し合ってみたいものですが。。

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新「一億総火の玉」へ
京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんインタヴュー
しづりんのリツイートから拾いました。 

http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/754.html

常日頃非常に勤勉で、細やかに気配りが行き届いた日本では、危機がある一定レベルを越すと、「一億総火の玉」「カミカゼ」的自暴自棄にスイッチしてしまうのは何故だろうか。

見識と能力に優れた人材を登用し責任ある立場に配置するシステムが脆弱で、マニュアルから外れた事態に対処出来なくなると、トップの無能さが露わになるということだろうか。
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計画停電の瞬間
なぜ夜間に停電の必要があるんだろ?

http://www.youtube.com/watch?v=lhQ32K1uQ1c
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飛行機乗りの寓話

人類には、キングコング・タイプ と スーパーマン・タイプ がいると村上龍が翻訳した 小説「イリュージョン」のあとがきに書いています。

イリュージョン と かもめのジョナサンは、リチャード・バック という飛行機乗りが書いた、飛行に関する寓話で、書き手と物語が互いに必要十分で、自己完結することによりふわりと浮かんだような小説です。

同じようなテイストの 星の王子様の作家 テグジュペリもまた、飛行機乗りでしたっけ。

自己完結してふわりと浮いた 建築 もたまにあります、めったにないけど。 

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忘れ去られた話から
村上龍主催のJMM(Japan Mail Media)に興味深い記事がありました。

http://ryumurakami.jmm.co.jp/

以下転載

 ■ 北野一   :JPモルガン証券日本株ストラテジスト

 長男が、何か読む本はないかと聞いてきたので、カレル・ヴァン・ウォルフレンの
「誰が小沢一郎を殺すのか?」(角川書店)を手渡した。この本を手にとって、読み
始めた彼が、いぶかしげに聞いてきた。「この本、いつ書かれたの?」。「何時って、
最近だけど。何でそんなことを?」と聞くと、「ほら」と書き出しを見せてくれた。
そこには「大地震や大災害に見舞われると、人間というものははたと現実に気づくの
か、あらためてよく注意して周囲を見回すようになるものだ」と書かれていた。「ほ
んとだな」と二人で顔を見合わせた。

 もっとも、ウォルフレンの話は、こう続く。「選挙や革命といった政治事件もまた、
こうした大きな自然災害と同じく人々を目覚めさせる「ビッグ・ニュース」となる。
だれもが襟をただし、政治のなりゆきに注目するのは、それが国民全体の将来を決す
ることになるかもしれないからだ」。話は、自然災害から、政治事件に移り、そして
次のように展開する。「ところが」である。

「国家の将来を決定づけるような重大事であるにもかかわらず、人々が関心を向けよ
うとしない政治の出来事もこの世には存在する」と。それが「小沢一郎という政治家
に対する「人格破壊」と私が呼ぶ動きである」。

 大地震でも革命でもないが、小沢問題は、日本の将来を決するほどの事件だとウォ
ルフレンは言う。ほんの数週間前にこの本を読みながら、この書き出しをすっかり忘
れていた私は、この部分を再読し、二日前に読んだ「知事抹殺」(佐藤栄佐久、平凡
社)のことを思い出していた。あれが、転換点だったのかもしれない。あの時に、も
っと当事者意識を持って、この問題に取り組むべきであったと。福島県知事であった
佐藤栄佐久氏が汚職事件に巻き込まれ罪に問われたことは、それこそ「人格破壊」で
あり、「国家の将来を決定づけるような重大事」であったかもしれない。

 私が、「知事抹殺」を読んだのは、今、首都圏で大騒ぎになっている電力不足がき
っかけだ。2003年に、東京電力の原子力発電所が全てストップしたことがあった。
あの時も、電力不足が懸念されていた。その時の経緯を調べているうちに、2003
年6月5日付の日本経済新聞「社説」に行きついた。「5月はじめに運転を再開した
柏崎刈羽原発6号機に続いて、6月中にあと三基が運転できて首都圏の電力不足は解
消されるはずだったのに、佐藤栄佐久知事が(福島原発の)運転再開に対して地元と
県議会の同意の他に新しい条件を持ち出したために、見通しが狂った。再開時期が知
事の胸先三寸というのでは困る。一日も早く合理的判断を」。

「佐藤栄佐久」という名前に見覚えがあった。この人は、確か、その後、逮捕された
筈だ。何の容疑だったのだろう?検索してみると、「談合」、「汚職」という言葉が
彼の周辺から出てくる。本当にそうだったのか。今回の原発事故、昨年の厚労省幹部
・村木さんが巻き込まれた「凛の会事件」を知る今となっては、この福島県汚職事件
に疑問を持つのは自然だろう。この事件に関する書籍はないのかと調べると、前述の
ご本人による「知事抹殺」に行き当たった。丸の内オアゾの丸善に問い合わせると、
在庫はなかった。八重洲ブックセンターに聞くと、1冊あるということだったので、
早速、購入した。レジで、「ここ数日、この本、売れていませんか」と聞くと、担当
者は怪訝な顔をしていた。「知事抹殺」が出版されたのは2009年9月16日だ。
まだ、忘れられたままなのかもしれない。

 佐藤栄佐久知事は、福島県では圧倒的支持を得ていた「剛腕知事」であった。原子
力政策のみならず道州制や地方分権のあり方を巡っても、政府と激しい対立を繰り返
してきた。2003年の原発停止を振り返って彼はこう書いている。「東京は、原発
がすべて停止するという事態になってはじめてあわてふためき、当り前だと思ってい
た「電気が来ること」を邪魔しようとするものを非難する。しかし、原発立地地域に
してみれば、その風景はまったく異なったものになる。私にとっては、そんな大げさ
なことではなく、県民の立場に立って淡々とやるべきことをやっていたら、結果とし
て原発が停止したということにすぎない」(P49)。

 しかし、「その結果わかったことは、原発政策は国会議員さえタッチできない内閣
の専権事項、つまり政府の決めることで、その意を受けた原子力委員会の力が大きい
ということだった。そして、原子力委員会の実態は、霞が関ががっちり握っている。
すなわち、原発政策は、立地している自治体にはまったく手が出せない問題だという
ことが、私の在任中に起きた数々の事故、そしてその処理にともなう情報の隠ぺいで
よくわかった」(P50)。

 こうしたなか前述の日本経済新聞の社説は「一日も早く合理的判断を」と促してい
たが、我々は、誰にとっての合理性なのかを、当時、突きつめていなかったように思
われる。東京、すなわち日本にとって合理的な判断を下さない福島県知事は、東京地
検特捜部の某検事からこう断罪された。「知事は日本にとってよろしくない。いずれ
は抹殺する」と。2008年8月8日、東京地裁は、被告人、佐藤栄佐久を懲役3年、
執行猶予5年という判決を言い渡した。2009年6月24日、東京高裁も再び有罪
判決を言い渡した。佐藤前知事は、最高裁に上告して真実を争っている。

 否応なしに原発の付き合いを余儀なくされた佐藤前知事の合理性は、こうだったの
だろう。「同じ方向しか見ず、身内意識に凝り固まる原子力技術者だけでは安全性は
確保できないことも分かってきた。…原子力ムラの論理に付き合わされて振り回され
た反省にも立って、「いったん立ち止まり、原点に帰って」原子力政策について考え
るべきだと思った。…そこで福島県独自で動けるところから行動を始めることにした」
(P73)。彼に言わせると、「原発立地県から首都をみると、「自分にかかわり合
いが出てきて、初めて関心を持つ人たち」としか見えない」(P97)。

 当時のかかわり合い方が、「電気が来ない」であったのに対し、今回は「放射能が
くる」(AERA)なのだろう。私自身の対応も、全くこの佐藤前知事が喝破した通
りであった。

 2003年当時も、私は、この問題に無関心であった。代行返上やりそな銀の実質
国有化、イラク戦争の帰趨が自分にとっての重大関心事であった。いま、我々は、こ
の大震災をきっかけに、はたと現実に気づき、あらためてよく注意して周囲を見回す
ようになっているが、「国家の将来を決定づけるような重大事であるにもかかわらず、
人々が関心を向けようとしない政治の出来事もこの世には存在する」ことも改めて銘
記しておきたい。私には、人々が関心を向けない事象から国の将来を考える想像力が
ない。ただ、そういう自分の能力のなさ限界に、気付きを与えてくれる書籍が、出版
される自由があることに、まだ希望を持てる気がしている。

                 JPモルガン証券日本株ストラテジスト:北野一
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翠松園の家 オープンハウス

昨日は一日名古屋でした。

13時〜16時 麻里子と、招待されていた宇野さんのオープンハウスに行く
http://ameblo.jp/xkm23795/entry-10825208048.html

先日GA設計に玉木さんに会いに来た岐阜の工務店「我楽」の井川さんに思いがけずお会いする。

16時〜20時 宇野さん 金森さん 麻里子 としばし散歩することになり、熱気があって面白そうな井川さんも誘ってみる。

宇野さん「私が有名な建築と似てる建築を作るのは、その建築家と愛を交わすようなものです。好きで好きでたまらなくても、実際に時間を共にしてみると、どうしても自分の体質として合わない、許せない部分が出てくる、自分が見えてくるのです。そうして、その建築家を卒業していくのです。」

わからないことは本人に聞くのが一番良いです。

宇野さんは一連の過程を、ゴッホが浮世絵を真似て描いたことになぞらえて話されてみえましたが、僕はシンディ・シャーマン を思い浮かべます。

シンディ・シャーマン
http://www.artphoto-site.com/story37.html

「マス・メディアが 作り上げた女性に対する固定観念の状況を自らの肉体で現代アートとして作品化しているのです。」

建築に置き換えると

「マス・メディアが作り上げた建築に対する固定観念の状況を自らの建築で現代アートとして作品化しているのです。」

僕は、宇野さんの作品を美術館に絵を見に行くように楽しんでいます。

自らの作品を現代アートとして捉えられることを宇野さんご自身は好まれないかもしれませんが。

20時〜23時
金森さん 井川さん 麻里子と 以前来た「上海屋」さんで夕食。
金森さん「GA設計の女性は皆綺麗な方ばかりで・・・麻里子さん心配になりませんか?」
長田「ああ見えて鼻っ柱のつよい人ばっかりで・・・」
前回は元気一杯だったおかみさんが少し沈んでいたのでわけを聞いてみると、娘さんが風邪引いて熱があるとか。

1時 帰宅
疲れちゃったので、服部さん事務所の小林君推奨の月曜日のオープンハウスには行けるか微妙なところです。
いつもお誘いありがとうございます。

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引渡し

昨日 公園の前の家を引き渡しました。
 
住宅一軒終るとしばらく虚脱します。
 
思い入れがあればあるほど大きい虚脱。
 
引き渡しましたが、造園・家具等が残っていて、本当の引渡しは半月後です。
 
高井建設の若原さん、素晴らしい監督さんでした。
 
建築は、無から意味あるものを作り出す作業なのですが、基本自分の手では作れないから、作り手がどれだけモチベーションを上げてくれるかに委ねられています。
 
難しい収まりであればあるほど、監督さんのモチベーションが上がってくるのを感じて、味方を得た思いがしました。
 
現場が和気藹々と進んでいたので、ふと気が付いたら工期がオーバーしていました・・
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設計検査


「公園の前の家」もいよいよ竣工まで残すところ2日。今日は玉木さんとお施主さんと検査です。
 
お施主さんと監督さんに恵まれて楽しく仕事が出来ました。
 
これから家具と建具と造園が加わり、まだまだ良くなります。
 
しばし放射能も地震も忘れました。


↑玉木さん撮影 このアングルずっと撮りたいと思っていました。

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ガイガー・カウンター再び

どうやら東京では数値が右肩上がりで上がっています。日野市のカウンターで通常の3〜4倍なう。

静岡までまだ来ていないようです。これから上がるかもしれません。
http://www.hoshasen.pref.shizuoka.jp/dynamic/table/03-001.html

福井もまだ。
http://www.houshasen.tsuruga.fukui.jp/f_j1000.html

石川も。
http://atom.pref.ishikawa.lg.jp/monitoring/Pages/Radiation/FormRadiationGraph.aspx

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Para los Hispanohablantes en area de Kanto

Para difundir a los Hispanohablantes en Tokio y área de Kanto.

Hay 2 riesgos, de momento, en Tokio y área de Kanto.

1. Radioactividad:

http://atmc.jp/

2. Apagón controlado.

Indice de apagon


Teiden no guru-pu wa nanban desu ka?
En que grupo nos pertenecemos en el apagon?

Contra el apagón, debes procurar lo siguiente:
-Tener una linterna.
-No abrir refrigerador durante el apagón.
-No usar el ascensor justo antes del apagón, ya que puede pararse en el medio de dos plantas.
-Si vives en una planta alta, posiblemente no funcione el agua, debido a que no funciona el motor de bombeo.

Favor de difundir y añadir factores que te parezcan necesarios.

Otras instrucciones contra terremoto esta aqui.
http://nip0.wordpress.com/espanol/

Atsuro Osada Gifu/Japon  
atsuroosada@hotmail.com

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ボランティア

福島原発の放射能と、計画停電について、簡潔に、実際的にまとめた外国人向けのサイトが無いので、しばらくの間この場を借りて情報を提供することにします。

スペイン語のみ読み書きのみ出来るスペイン・南米の方達を対象にしています。

停電については、計画から実行までたったの1日、東京電力のホームページには英語での停電の案内はなく、蓮舫大臣にTwitterで依頼しましたが、反映されませんでした。

被爆も停電も情報が行き届かないと、とても不安で不便です。少しでも誰かの役に立てば と思います。

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津波 前・後
http://www.abc.net.au/news/events/japan-quake-2011/beforeafter.htm

写真の上でカーソルを動かしてみてください。
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ガイガー・カウンター

メルトダウンしたのか、していないのか確証がなく、確かめ様もないので、東京に設置されたガイガーカウンターの中継を見つけました。

こちらは東京都江東区
http://www.ustream.tv/channel/geiger-counter-tokyo
普段が10〜20 とのことです。

こちらは、東京都日野市のカウンターです。
http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html

目安にしかなりませんけれど、少しは安心材料になるでしょう。

上がらないでくれることを祈る。

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Smog (Bill Callahan)
http://www.youtube.com/watch?v=5J-WpgOzW9A
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ホリエモン掲示板
60万人のフォロアーを持つホリエモンがみずから掲示板になって、人助けしてます。

http://twitter.com/#!/takapon_jp

Twitterの威力凄いです。

60万人に問い合わせられる方法など他に考えられません。

堀江さん、本物のリーダーですね。

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地震: 困った時の・・・
岐阜は全く影響なし、普段通り。

東京は電車が止まっているらしく、麻里子は会社に泊まるもよう。

センタービルのみんなは大丈夫だろうか?

特に結婚してる人は、遠方通勤が多いから今日は泊まりかな・・・どこに?

一番心配なのは、東北支店の設計部長をされているはずの大原さん。

誰か、何かわかったらコメント下さい。

それにしても・・・

概略を何度も繰り返していて、実用的な情報が無いTV

通じない携帯電話と比べて、なんて強力なのTwitter!

危機のときこそ誰が頼られているかも一目瞭然!


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長い間暖めていた翻訳の仕事終わり。

縁 = 運命付けられた感情のつながり と訳す。

"en":
vinculo afectuoso definido por destino

ビンクロ アフェクトゥオーソ デフィニード ポル デスティーノ

合ってんだろか?

R小林君 決心したようです。

これも縁 運命付けられた感情のつながり ですね。

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講評会 好評につき
「第10回ぎふ 建築・生活・芸術系学生・生徒優秀作品展」

講評会は和やかに終始しました。



印象的だったのは、2人の岐阜高専生の作品で、放課後に小中学生が通う ミックス・カルチャースクールの提案と、岐阜駅前の繊維問屋街の空店舗のスペースを活用した、小学校(フリースクール)の提案でした。


↑フリースクール
 
これらにはそれぞれモデルがあります。

カルチャースクール → キッザニア 
http://www.kidzania.jp/
 
何が面白いか? これらの施設形態は、出来たらいいな!と思わせるようなリアリティがありました。
 
僕としては、審査しているつもりはなくて、今の若い人たちが何を考えているのかに興味がありました。
 
少なくとも、カタチ の話ではありませんでした。
 
 
「13歳のハローワーク」http://www.13hw.com/ の建築版。
 
 
普通の学校が教える教育は、ホワイトカラーのサラリーマンになるためのものです。
 
けれど、もし子供がパティシエに、コンピュータープログラマーに、山岳救助隊員に、トラベルライターに、なりたかったとしたら?
 
進学校での教育は、ずいぶん偏っていることになります。
 
社会のシステムの孔を、創造的に解決する・・・それもまた建築家の役割じゃないの? と彼女達は提案していました。
 
 
実際・・繊維問屋街という、偶発性に富んだビルディングタイプを小学校にするのは、様々な個性を持った子供達を型にはめず、のびのびと育てる、という趣旨とぴったりです。
 
「街角ギャラリー」とか「彫刻広場」とか、出来る前から、寒々しい 安普請の 無人の 「広場」に空っ風が吹きすさぶ情景が目に浮かぶような提案・・・しかしながらよくある・・・と比べて、なんと みずみずしいアイデア。
 

もちろん解決しなければならない問題は多いでしょう。
 
「アーケードの上を走り回るなんてありえない」とか、「フェンスも塀も無ければ、変質者を防ぎようが無い」とか。
 
→アーケードの上を走り回ることが、提案のコアではない。だから、決定的な欠点ではない。アーケードの上に出なければ良い。
フェンスと塀と防犯カメラに守られた小学校で学ぶより、問屋街の大人たちの暖かい監視の目で守られていた方が安全ではないか?
 


GAにオープンデスクに来ていた↑上田君と


↑同じく大本さん



名古屋から遠路はるばる講評会を聞きに来てくれた 服部さんのスタッフの小林君とクッパをつつきながら、夕餉を楽しみました。



小林君・・ そのヘアスタイルとメガネはもしや・・



「ちなみに僕はどちらかといえばミースの透明性のほうに心惹かれます」・・・ By 小林君
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岩戸隠れ

岩戸隠れ なう。 日の出を待つ。

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3月6日(日)の建築優秀作品展の講評会
「第10回ぎふ 建築・生活・芸術系学生・生徒優秀作品展」

日時:3月6日(日)13:00〜16:00(おおよそ)
場所:てつめいギャラリー(岐阜市徹名通1丁目3)

15分/作品 x 10 だそうです。

なお、会場に駐車場はないそうですよ。

GA設計代理として行ってまいります・・・ てことは休日出勤?・・冗談です。

僕のコメントは恐らく面白いだろうとは思いますよ。僕自身は、貴重な休日を 登山やデートや建築探訪など、自分のリアルな人生にとってより大切な用事のために使う人と、よりお友達になり易い気もしますが。

建築はあるレベルまでは、優先順位の付け方 の問題かと思いますので。
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ハコ

悩んだのが嘘のように、お店の案のアイデアが湧き、昨日は一日内装のカラフルな模型を作っていました。

僕は模型を作りながら考えるのが好きで、おそらく寝食を忘れて打ち込めるのは模型作りくらいです。

プレゼン模型でなく、スタディ模型。

yves brunierのナマナマしい模型をよく真似たものです・・


kunsthal museum park / Yves Brunier + OMA

所長さんの指摘事項を反映します。これで方向性は固まりました。

お金さえ合えば・・・


コンセプトは「空箱」

そう、店舗には わかりやすい コンセプトがないとまとまらないことを、忘れてた。

外観も、店内も、薄いハコが積み重なって出来ている。

ハコは、いろいろな間隔で、規則的に並んでいる。


空箱といえばジャッド。 

今回の空箱は、開店と同時に 甘いケーキの材料や お菓子が詰まった木箱になります。



追いかけられるのは辛いけど、追いかけるのは楽しい。

姿勢が違うと、見えるものも違いますね。

黙って?サポートして下さる皆さんに感謝します。

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