Campo Baezaの10枚の図面
2009.11.16 Monday 19:14
日本の木造のレベルの高さについては、内藤廣さんが言明している、彼の本を読まなくては。
テクトニックについてまとまった見解を持たなくては・・・、クリアに考えられなくてはいけない。
又聞きだけれど・・・確か・・・アルベルト・カンポ・バエザの理想の建築とは、「図面10枚のみで全てを表現出来る建築」と聞いた。
さもあらん、代表作のCasa Gaspar は、線対称・点対称でタイポロジーだけで出来たような住宅だ。
プランだけでもその異常さは際立っているが、模型にすると尚更だ、こんな住宅にお金を払ったGasparさんは偉い施主だ。
線対称で点対称だから、Casa Gasparの図面は、1/4で済む、有言実行ということだ。
ビート武は理想の映画は「10枚の画像を見せるだけの映画」だという。
理想のテクトニックとは、10の仕口だけで出来た木造建築か?
伝統的木造のテク二カルな側面については、多くが語られている。しかしてテクトニックについては?それは、そもそも語られるべきではないのだろうか。
恐らく、木造建築の発達した、例えばルーマニアみたいな外国で発表し、日本の木造技術を、現代建築の一つのテクニックのストックとして客観的に見られるとき、伝達可能なクリアな体系が確立されるのだろう。
レポート・・・書いてみるか・・・来年までに。