そのなかでも、厚さ4?の琉球松のダイニングテーブルの木目が見事でしたので 当初の計画より大きいテーブルを造りたくなり 室内の配置を現場で検証して、テーブル幅と長さをを5?ずつ広げました。
実物をクライアントにご覧頂くのが楽しみです。
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大が約400? 小が約200? あります。
重ければ良いと言う訳でもありませんが、美しいテーブルに仕上がりました。
乾燥を気長に待っているところです。
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一山一山 職人さんが仕上げていくのと、冬期の雨天のため 時間がかかりましたが、いよいよ足場を解体します。
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赤い屋根、こげ茶色の外壁に、緑色の葉が良く映えます。常緑なので、一年中楽しめます。
シーサーも待機中。
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重機、土、植物の搬出入・階段や踏み石の製作・その間の他の職人さんの出入り・等々、知恵を出し合って段取り良く進めます。
室内建具の塗装も終わりが見え、工事完了まで もう少しです。
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色や素材を決めるときは、隣接する他の材料のサンプルの実物と並べると、自然な組み合わせが見つかります。
プライベートホテルというと、古民家風/バブリーなデザイナー風/コスト優先の箱型 のどれかになりがちな石垣島。
大人の旅の楽しみを受け止める、落ち着いたホテルを求める層にとっては、大手のラグジュアリーホテル一択になる現状。
地域の生の生活を、落ち着いて楽しめるホテルを造るため、素材と色と形を積み重ねていきます。
実物を見に来て下さったお客様が、写真以上の心地よさを持ち帰られるホテルの体験を造るために、近道はありません。
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庭を観ながら昼寝が出来る長いベンチです。
造園工事完了後に現場で組み立てます。
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中庭の見上げ。輝度の高い沖縄の空を活かして 明るさと暗さを両方楽しめます。
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天気は予報通りにはいかないし、撮影予定当日に船が欠航することもあります。
いつしか竣工写真は自分たちで撮ることになりました。
と、いっても 1年通い詰めた現場で ふと心に留まった光景を記録するようなイメージです。
西表島にお運びの際はぜひお試しください。(クライアントのインスタグラムです)
]]>1トン/包 近い重量の貨物を扱うので、十分注意しました。
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この時点ですべての瓦の配置は決まっています。
沖縄の瓦工事は日光との戦いです。
冬季は雨天が多いのがマイナス 日光が柔らかいのはプラスです。
内部の塗装が完了しました。
肉眼では茶色 写真では緑に見える不思議な色です。
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2023年はご依頼件数・規模ともに拡大し 時間の調整に追われ マンパワー不足を痛感し、2024年の増員を決めた年になりました。
「職人」とは、物理法則と人間の感性をマッチングさせる人、と言えると思います。
デスクワークがAIに置き換わった後は、誰もが職人的な能力を身に着けて楽しむ時代が来るのではないかと思います。
本年も建築主と職人さんたちが楽しみながら、寿命の長い建築を造るお手伝いをしていく所存です。
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来年も忙しい年になりそうです。
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年明けに手直し・清掃を経てお引き渡し、旅館申請と進みます。
クリスマスイブを除いて年末の時間を充てて下さった職人さんたちに感謝です。
↑琉球島材と琉球石灰岩のキッチン・テーブルを宿泊客の皆さまに堪能頂く様を思い描いています。
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瓦工事の打ち合わせ。
瓦ピッチ 各部の処理 足場への楊重 砂と漆喰の手配 等。
年内に瓦桟の墨出しから初めて、1月第2週に瓦を葺き始めます。
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電気錠を組み込んだ木製框戸の枠について、木工職人さん・メーカーさん・石垣島内の電気錠セッティング業者さんの間を取る形で打ち合わせを進めています。
来週後半〜 瓦葺き工事に向け、瓦の施工図を描きつつ 沖縄本島の瓦工場と打ち合わせをしています。
造園デザイナーと樹種・目指している雰囲気などについてキックオフミーティング。
ドイツを発送済の壁塗料が届き次第 塗装工事も始まり、雰囲気も大きく変わるでしょう。
乾燥中の琉球島材の家具に向けた製材も始まります。
]]>糸満市のオフィスビルの設計契約の日。
(竣工間際のため)常駐している西表島上原の港を午前6時台に出て建築主の住む石垣島に向かいます。
(波も穏やかな契約日和でしたが フェリーの故障で 大回りして石垣島に向かいました。)
2023年も 事業のため、理想の生活の質を保つため 質の高い建築を求めていらっしゃる方々からお声掛けを頂きました。
数年来の沖縄の友人、以前住宅を建てた西表島のリピーターのお客様、新規のお客様。
質の高い建築を実現するには、建築の現場 と建築のひとつひとつを造る人達をよく知ることだと思います。
雑木林や空き地が秩序と洗練を備えた建築に変わるまでのひとコマひとコマを余さず見る ことです。
幸い腕自慢の職人さんたちが美しい材料を見事な建築に変えていくので見せ場には事欠きません。
が、秩序を作り出すにはよく練られた図面が必要です。
現場で図面は引けないので、時間の配分が常に課題の一年でした。
2023年も残り3週間。
沖縄県の豪壮な住宅「海を臨む広い森の家」のご提案を年内に纏めるべく、日夜励んでいます。
2023年内に予定していた 人員とオフィスの拡充 のスケジュールは延びて 年度内にずれ込むことになりそうです。
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職人さんは、西表島から石垣島に移り、「石垣島のプライベートホテル」の瓦葺工事に着手します。
]]>もはや定番となった地場産の材料を組み合わせた「カフェオレ色のコンクリート」
左官屋さんたちと試行錯誤して今回の現場に合う仕上げを造りました。
その後、友人宅でホームパーティ。
お手製のラザニアを頂きました。
現場とお宅が近いので、行ったり来たりの一日でした。
]]>西表島上原のプライベートホテル 琉球石灰岩の石積みが完了間近です。
石積みは、職人さんが石の重みと安定から導かれる傾斜 (垂直に近い緩い傾斜)に積んでいく地道な作業で、ゆっくりと積みあがっていきます。
積んでいる職人さん それを眺めるクライアント 周囲の職人さん 近所の皆さんも 少し荘厳な気持ちになります。
ローマ時代から変わらないその工法が、知らないはずの記憶を呼び起こすのか? などと思うことがあります。
]]>これから始まる仕上げ工事に向けて、石垣島⇔西表島を行ったり来たりしています。
↑石垣島・白保 天井が美しいです。
↑西表島・上原 ゆっくりですが、石積が進行中です
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アメリカと縁が深いクライアントながら、ご提案したのはヨーロッパの落ち着いた色や、和柄など。石垣島の光や景色や空気感を取り込み、陰の濃さを楽しめるホテルになれば、とのクライアントのご希望を反映した仕上げになりました。
建築の設計を始めた頃は、仕上げの色や素材を選ぶことが「設計」だと思っていました。
後に建築を深く知るようになり 建築=秩序を持続する技術の集積だと理解するようになりました。
また 設計の方法を変えて クライアントの 人となり や 好み を知る時間を十分取るようになってからは 水が流れるが如く自然に設計が決まるようになり 仕上げの色や素材にも迷うことがなくなりました。
]]>コンクリートの硬さと杉の柔らかさが相まって、優しい空間が出来上がっていきます。
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外構工事も終盤、石積工事が始まりました。
変わりやすいお天気に悩まされながらも、ゆっくり進んでいます。
]]>点滴治療を終え退院しました。(扁桃炎の抗生剤治療)
2件の現場は順調に推移
3件の設計案件については、構造計算・融資審査等に休暇の日程を合わせました。
2件の改修工事については、工事が遅れてしまいましたので、リカバリーに努めます。
プロジェクトへの影響は最小限でしたが、当初の予定より長い治療期間となりました。
最新の医療と医療関係者の皆様の手厚いチームワークに命を救われました。
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造作が多い、細工が細かい ため、思ったよりも時間が掛かりました。
が、ひとつひとつ丁寧に、自身も納得いくように仕上げて下さる大工さんに、感謝です。
大工工事の完了後 左官 塗装 と 続きます。
外構工事も大詰めです。
コンクリートを隠して芝生を貼るために土で覆っています。
敷地を有効利用するために、終盤にかけての外構工事は順序が折り重なってきます。
↓外構工事のローリング計画
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2件の現場 3件の設計中 2件の改修工事などパートナーと話し合って 今日から点滴休暇です。
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固まった後は土を葺いて芝を生やすため、表面は荒らしてあります。このディテールについては随分前から頭の中で試行錯誤していたので無事打設が終わり感無量ではありました。
西表島の宿泊施設としては類例無く細工の細かい内装も少しずつ終わりが見えてきました。
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オンライン打ち合わせを勧められましたが 言葉のニュアンスが表情で測れるので意思の疎通が楽になり 落としどころを探し易くなります。
懸案が解決し次に進みます。
と、同時に 新しい建築「庭と石積みのプライベートホテル」の計画を開始しました。
新しい計画を始めるとき、何でも出来るように思えるものですが、やがてひとつのテーマに収斂していきます。
地域と、人との関係についての普遍的な問題提起と個性的な解法になると嬉しいと思っています。
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天井が完了しました。
アメリカで育たれたクライアントに触発されたためか おおらかな空間になってきています。
↓リビングダイニング棟 ↓寝室棟
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想定済みだったので、2つのユンボを使い分けて掘り進めます。
土は外構の盛土に使い、岩は石積み用に取り分ける・・
自分たちの知識も 経験豊かなスタッフさんも 充実して来たことを実感します。
岩盤での工事ならではのメリットとデメリットを活用しながら穴掘りの一日でした。
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厚さ6cmの板を十数枚選びました、5年乾燥させた熟成した 木目の美しい板材です。
良い材料を選ぶと、職人さんの顔が輝くのを楽しみにしています。
]]>柔らかな空間のお目見えです。
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石垣島・西表島の2件3棟のプライベートホテルの工事 の現場ワーク
の、合間を縫って1年前から手を入れてきた 琉球松&椨(タブ)のダイニングテーブルもいよいよ納品です。
塗装を終えて、琉球島材独特の陽気な木目が浮き出てきました。
竣工1年半を迎えたお宅を訪問してクライアントにお会いするのが楽しみです。
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ですが、石垣島のプライベートホテルでは、コンクリート面に含浸し 彩度が落ちない塗料を使うことで黒ずみを抑えます。
塗膜の色は乾燥度合いや塗り重ねで色が変化するので、実際のRC壁面(石貼りで隠れる部分)で試します。
一般的な沖縄の建築では、コンクリート面は左官屋さんが補修しフラットにしますが、型枠の木目や目地の薄い模様を楽しむため補修は最低限に抑えています。
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スピード感が出てきた終盤の追い上げの勢いを削がないように配慮して工程の順番を入れ替えたり、途絶えがちな物流を色々な手段で切り抜けながら工事を続行しています。
西表島上原初の高級宿に相応しい建物を造るにあたっては、地元の方たちの協力を得ながら丁寧に工事を進めています。
「海を臨む広い森の家」の基本設計の大詰め 糸満の工場+オフィスの計画も同時に進めています。
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時と場合に応じて 沖縄の地場の材料をブレンドして、カフェオレ色のコンクリートを造ります。
今回は、地元の細かい黒い砂利が良いアクセントになりました。
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「海を臨む広い森の家」の構造設計者とのキックオフ
明日からは、「西表島上原のプライベートホテル」の外構の施工管理で、しばらく西表島に常駐します。
今週は那覇近郊のデザイナーズマンションのラフプランを描く予定です。
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イタリア製の床板は、モノが良いものの精度は日本製品より粗く 棟梁の腕が際立ちます。
リゾートの宿泊施設の明るさと同時に隂(くら)さを加えて、沖縄の旅の奥行が感じられる建物になればと思っています。
]]>大盛況の黒山の人だかり。はるか遠くにツナヌミンを眺める・・・
来年もまた実り豊かな1年となりますように!
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石垣島には、美しい防風戸製作の伝統があり、細かく製作のルールが決まっています。
台風後は、工事も終盤に入って来たので外構工事に着手します。
西表島上原初の高価格帯ホテルになるため、クライアント様とは入念に打ち合わせをして進めてきました。
道路際の長さ9mの石積みの石は2年前から、集め始めた岩を砕いて使います。
お一人お一人のクライアントとお付き合いが長いのも特徴かもしれません。
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豊かな時間を共有して頂いているクライアントの皆様に感謝しつつ、今日も現場と設計案を進めて参ります。
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日夜業務に忙しい島のベテラン達が、文化を継承する知的な遊びの計画に目を輝かせる時間を楽しんでいます。
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土木系職人さんたちは、ざっくばらん、スピードと効率重視、一日一日の明確な出来高を仕事の充実感に変えて仕事をする職人さん達。
仕上げ系の職人さんたちは、材料や現場の特質 自分の技能と対話しながら仕事を進める内向的な性格の人に向いており、誰にも語らない試行錯誤を見抜ける人だけに心を開きます。
その他に、物理法則と建築の納まりへの高度に専門的知識と歴戦の経験がものを言う職人さん(防水・塗装・荷運び・組積・配管)なども居られます。
全ての知識と経験が「建物を美しく持続する」ため なのが面白いところです。
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沖縄本島は坂が多く、歩くにつれ風景が開けて楽しいです。
私はプレイングマネージャーなので、新しい風景を見たり新しい人に会ったりしつつ、頭の中は現在進行中の図面やCGのことを考えていたりしますが。
]]>外から沖縄に入って来て8年目。
会の末席に呼んで頂いたことに感謝です。
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豪勢な建築では、個々の空間は少しずつ大きくなります。
通常の廊下幅は約70?→80?(ぐっと豊かに)→100?(とても豊かに)
しかし、フィンランドから移築したようなサウナを楽しむうち 狭さの魅力を体感できるようになりました。
狭さゆえに、空間への感度が鋭敏になり 小さな光 サウナ石の一粒一粒が良く見えるようになります。
また、ロウリュ(焼け石に水を掛けて庫内の温度を上げること)による蒸し暑さと暗い空間が同席者の親密さを増し、気づまりを感じませんでした。
サウナが日本の茶室の役割を果たしている、ことがわかりました。
同室者に『ロウリュ 良いっすか?」と尋ねるルールが面白かったです。
↑一人用サウナ 雑念が消えます・・
]]>今回の造作材も飫肥杉(おびすぎ)。
大工さんの細やかな目と手で、建物を洗練させていきます。
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ですので、築50年時に、新築より快適で美しければ正解だったことになります。
が、50年待たずとも 凛とした現場には棟梁の目が行き届いていることが伝わります。
手順通りに納めていくことに 美しさと難しさと価値があると思います。
]]>沖縄は梅雨が明けた様です。
今日はハーリー(サバニと呼ばれる伝統漁船で競漕を行う行事)です。
計画地がハーリーの盛んな地区だっただけに、コロナ禍明けの活気に溢れていました。
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仕事仲間とは仕事の話以外はしないので、地元の友人と話す機会は模合くらいです。
酒も飲まないし、(下手なので)カラオケも歌わないのですが、石垣島は芸達者が多く、メンバーにはセミプロの歌手も居るので 水をちびりちびりやりながら楽しく聴いています。
ここ1か月ほどは、一年前に着手した豪壮な邸宅プロジェクトの設計=CG製作で土日も無いような多忙さですが、月例の模合は休みませんでした。
来週は沖縄本島プロジェクトの現地調査、その前に豪壮な邸宅を纏めます。
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