新規敷地調査(石垣市 白保)
2019.01.18 Friday 16:00
新規物件の敷地を調査しました。
石垣市の東岸側 白保地区での計画は初めてです。
広い敷地内で 新築・改修・撤去を含めた数年掛かりの計画になりそうです。
まずは収益を生む、魅力的な宿泊施設を建てて収支を改善し、資金の回収後 他の整備を進めます。
宮古空港開港に伴う石垣島での観光客減を、量から質への転換期と捉えられるか?に石垣島の将来が掛かっていると思います。
誰もが、心の底に大切に取っておきたい場所や風景があると思います。
そういう場所のエッセンスを薄めて延ばして多売するのが一般的な設計だと思います、濃度は差はあるものの。
流通する全てのモノが手に入る時代に、最も手に入りにくく だからこそ求められるのはそういう場所だと思います。
心を売らずにシェアする試みが「生まれて・伝えて・死ぬ」人間(と建物)の本質かと思います。
と、いう訳で手の届くところから 地道に質を整備していきます。
創作のやり方は人それぞれだと思いますが、建築工藝舎では案はその場で大体考えます。
土地から受ける印象と、お施主さんのキャラクターの印象が消えないうちに。