小さな集落を設計中です
2018.06.06 Wednesday 03:59
4棟の小さな集落を設計・施工 することになり、餅は餅屋、瓦は瓦職人、木架構の納まりは大工さんと相談しながら設計中です。
最近は「村」を造るような仕事が続いています。
インターネットで世界が水平につながる「レイヤー化」を縦に貫いて独自の世界観を表現する「キュレーション」。
施設の場合は 人間の生のあらゆる局面に独自の答えを用意することになります。
雑貨ショップがレストランを造り、宿泊施設を造り、結婚式場を造り・・等々。
生まれてから死ぬまでをカバーするようになると「村」になります。
経済の合理性から出来たうすっぺらい施設もあるものの、生の深みを独自の視点で捉えた面白い村も色々出てきていると思います。
既存の職業が減り、新しい仕事が増え、人が生きるとはどういうことかを問う機会が増えたように思います。
設計する側にとっては、建築という円環をぐるっと一周するようなことになり充実度が上がります。
ベテランの職人さんたちと相談しながら設計を進められるのは有難いことです。
相談した本人がメンテナンスを担当しますから、安心でもあります。
建物の設計に目途がついたらランドスケープの作家 櫻井造景舎 櫻井さんに相談をし、コラボレーションの始まりです。