逗子海岸と石垣島の設計事務所です
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真喜良(まきら)の家 上棟しました

真喜良の家の上棟式です。

瓦葺 寄棟のコートハウスで2世帯住宅です。

 

建築工藝舎としては、石垣島で4棟目 島人(しまんちゅ)初のお客様。

沖縄のお客様には心洗われることが多いです。

 

奥さんが保育園の先生ですので、園児を招いて餅撒きしました。

 

夜は、お施主さんの一族の皆様と職人さんと牛汁を囲んでパーティでした。

 

旦那さんは、私達の 石垣島 最大の理解者であり、兄貴分でもある「うえざと木工」社長の会社員さんです。

建具・家具は旦那さんのお手製になり、うえざと木工のショールームのような住宅になればと思っています。

 

弊社としては、所縁の深い作品になります。

 

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小さな集落を設計中です

4棟の小さな集落を設計・施工 することになり、餅は餅屋、瓦は瓦職人、木架構の納まりは大工さんと相談しながら設計中です。

 

最近は「村」を造るような仕事が続いています

 

インターネットで世界が水平につながる「レイヤー化」を縦に貫いて独自の世界観を表現する「キュレーション」。

 

施設の場合は 人間の生のあらゆる局面に独自の答えを用意することになります。

 

雑貨ショップがレストランを造り、宿泊施設を造り、結婚式場を造り・・等々。

生まれてから死ぬまでをカバーするようになると「村」になります。

 

経済の合理性から出来たうすっぺらい施設もあるものの、生の深みを独自の視点で捉えた面白い村も色々出てきていると思います。

 

既存の職業が減り、新しい仕事が増え、人が生きるとはどういうことかを問う機会が増えたように思います。

 

設計する側にとっては、建築という円環をぐるっと一周するようなことになり充実度が上がります。


ベテランの職人さんたちと相談しながら設計を進められるのは有難いことです。

相談した本人がメンテナンスを担当しますから、安心でもあります。

 

建物の設計に目途がついたらランドスケープの作家 櫻井造景舎 櫻井さんに相談をし、コラボレーションの始まりです。

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足場が取れました

宇野さん 新城さん 太田さん 杉田さん 川崎さん 5人の大工さんの奮闘は続きます。 

 

設計のほとんどで原寸図を描き、実物での実験・検討し、現場常駐して管理をすると、既製品の建築材料や家具が偽物に見えて使えなくなる、確かに師匠である建築家 宇野友明さんの言うとおりになりました。

 

ランドスケープの櫻井造景舎さんも石垣島入りしました。

 

 

話変わって・・

 

このところTESLAのイーロン・マスクは工場に泊まり込んでいて、いよいよ断念かと思われていたTESLAモデル3の量産が軌道に乗り始めたかも?というニュースを現場の掃除をしながら嬉しく読みました。他人事とは思えない。

 

アイデアは革新的でも現実のモノの世界は厳しい。

 

「Car Business is Hell」と言ったマスクの言葉を引用すれば「Construction is Hell」といったところ。

 

どんな分野でもデザインと制作の両方をされている皆さんとは美味しいお酒が飲める気がします。 

 

なお、設計事務所・施工会社の皆様 沖縄で写真のような建築を試みる場合は、「絶対に安全」と自信が持てるまで検討を重ねられ、設計・施工・メンテナンスにも万全の体制で臨まれますよう。

 

風速80m/秒にもなり、施工精度の管理が困難な沖縄で、ハイテク木造は見よう見真似ではお勧めできません。

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現場に春が来ました

瓦の漆喰が詰め終わりました。

漆喰は、島のおじい達が鏝で詰めていきます。

詰めて、乾かして、また詰めて、3回くらい気長に詰めて、徐々に盛り上がっていきます。

晴れた日は海の向こうに西表島が良く見えます。

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Z軸としての技能講習など

今週は3泊4日で「木造建築物の組立て等作業主任者技能講習」を受けに本州に出張です。

 

その他、3月・4月に「足場の組立て等作業主任者技能講習」「玉掛け技能講習」を受けます。

 

現場を監督するのに必要な技能講習を取得していきます。

 

「レイヤー化する世界」でクリエイティブに働くために、レイヤーを縦に貫く独自の仕組みを造るため、ハードルを一つ一つを超えていくイメージです。

 

仲の良い瓦職人の根間さん曰く「僕も取りに行きました。若い子に交じってオヤジが一人。目立って目立って (笑)」

 

 

Internet of Thingsには水平と垂直があります。

 

今までに存在したモノやサービスがインターネットで横につながり、同じ品質の物であれば世界最安に受注が集中するのが水平のレイヤー。

 

一方縦のZ軸は、リアルの世界です。

 

AIとインターネット駆使して現実のモノや人、仕事の慣習を壊して再構成しますが、色々抵抗も多いし、時間とエネルギーとリソースが必要です。

 

私自身が作ろうとしている縦の軸が 人の感性なのか、才能なのか、モノの物理的な性質なのか、ソフトなのかハードなのか、過程で考えていこうと思います。

 

物件数が増えてきたため、スタッフさんかパートナーさんになる方を探す準備をしています。

 

〆邏箸僚萢量を増やす 付加価値を上げる の2種類の考え方があると思います。

 

マニュアルを作らず、繰り返しをせず、毎回の設計と施工において、そもそも論から考えていく仕事の仕方を維持するために必要なのは△世隼廚辰討い泙后

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100枚の杉構造ルーバーの設置工事

いよいよ100枚の杉のルーバーの設置です。

 

ガラスの納まり、建具との取り合い などから全部のルーバーが異なり、「南-15番」「東-4番」といったナンバリングが施されています。

 

新城さん 宇野さん 竹口さん の3人の熟練大工さんが取付し、レーザーで垂直を見て、最大35cmの長い専用ビスで留めていきます。

 

私は雑用係。「長田さん、シーリング慣れてきたね〜 その調子!」といった具合です。

 

新城さんは石垣島の大工さん3年前の工事からの続投です、宇野さんと竹口さんは私の建築の師匠 宇野友明さんの紹介です。

 

宇野友明さんの工事では施工精度の高さが日本で指折り(ということは世界で指折り)です。

 

前回の1期工事では施工精度の粗さがネックになりましたが 今回は一足飛びに高い精度が期待出来そうです。

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新春

時間が前後しますが・・・

 

 

新年明けましておめでとうございます。

 

今年から、富士山と江ノ島を同時に眺められるようになりました。

波乗り初め(?)のウィンドサーファーさん達で賑わう逗子海岸です。

本年も宜しくお願いいたします。

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木造13mスパンの鉄筋補強

13mスパンを飛ばす木造トラスの鉄筋補強の施工をする大ベテラン山元大工

大晦日に鉄筋施工、お正月にエポキシのグラウト注入です。

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2017年 年末所感 2018年 年頭所感 「移動する社会」の建築

↓施工中

↓2018年4月着工
↓2018年4月着工
↓2018年中着工を目途に計画中
↓2018年中着工を目途に計画中

岐阜の工事は計画中です。

 

2017年は、近い将来の「移動の自由がある社会」において「建物」「建てる」とは何か?を探る試みでした。

 

「誰もが自由に移動する社会」

会社単位→個人単位の働き方に変わり、時間と場所に縛られない働き方に変わっていきます。

 

「建物」

移動が自由になると、どこでも暮らせます。土地と建物を固定すること、建てることがリスクになります。

誰もが空間を一度は体験してみたい建物 シェアしてみたい建物だけが建て続けられるようになります。

建築家に求められるのは、魅力的な場所をシェアしたい空間に変換出来る能力。

 

「建てる」 

移動は自由でも建物は移動出来ないので、建設は土着のものです。

建物は、手入れしなければ維持できないので、建物は 腕と心根の良い職人さんと1セットです。

 

一方で、物流や人材が国境を超えるスピードは加速しています。良い物や優れた人材はどこでも求められます。

建物の何と誰をインターナショナルにし、何と誰を土着にすると持続可能か?組み合わせを試行錯誤しました。

2018年は、2017年に耕し、蒔いた種の最初の稲穂が芽吹く年になることを期待しています。

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石垣島の現場

建て方も進み、屋根の野地板を貼る工程に入りました。

石垣島は秋以降雨の日が多くなります。今日は雨も、昨日までの強風も止み、満を持しての野地板貼り。

もうしばらく、このお天気が続きますように!

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100枚100様のルーバーの加工

屋根架構を兼ねた100枚のルーバー。

 

一枚一枚少しずつ違います。

 

結局100枚の施工図を描くことになりました。

 

設計者が直接 職人さんと相談し、施工図を描き、お金を管理することでしか建てられない建物とはどういう建物か?

 

をいつも考えています。

 

スペインのカタルーニャの独立騒動も、私の中では同じ現象だと思っています。要はインターネットの普及による「中抜き」です。

 

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上棟に向けて・・材木の第一便到着

7月に鹿児島で打合せしたプレカット材が港に届きました。 

厚さ6cm長さ4mのルーバー材約100枚です。

 

木材の単価には詳しくなったような、にも関わら未だずブラックボックスのような。

 

鹿児島有数のプレカット会社だけあり、とても綺麗な材です。

しばし見惚れます。

 

2週間後、全ての構造材・意匠材が届きます。

 

大工の新城さんと打合せして、作業場に運ぶ段取りを建てます。

 

台湾からの観光客船・・巨大ですね。

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にわか板金工

石垣島内にも板金の加工場はありますが、複雑な加工は沖縄本島でしか出来ません。

急ぐときは板金工になります。土間コンの打設が迫っているので、土台の水切りを自作しました。

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徳島の山間地域を訪ねて

逗子から石垣に行く道すがら、徳島の山間部に住む友人を訪ねました。

 

棚田の美しい神山町・江田地区。

 

神山町の民家は正面の深い軒下が特徴で、しかも柱が両端(もしくは片側のみ)にあるだけ、中央部分には柱がなく、瓦葺きの屋根にも関わらずとても軽やかです。ここに「一脚」と呼ばれる大きめの縁台を置いて、一服の場とされるのだそうです。のびやかな場所ですね。

 

徳島県・神山町は地方創生でとても有名な町です。アーティスト・イン・レジデンス事業や空き家活用のマッチング事業、地場の食材を使った食堂経営、整備された光ファイバー網を武器にしたIT企業誘致…。俄か知識では網羅できないほどの沢山の活動が有機的に繋がり広がって、移住希望者の絶えない町となっているそうです。

 

神山のIT企業オフィスの代表格「えんがわオフィス」さん。築80年の古民家を改修したガラス張りのオフィス。

 

東京と徳島の二拠点で経営されていて、スタッフの方々は希望の勤務地を自分で選びます。リモートワークでも打合せや意思疎通を容易に出来るようにシステムを組んでいるので、一つのプロジェクトチームの中に東京スタッフと徳島スタッフが混在することもあるそうです。

 

建築設計でも、図面や動画などのデータ共有により遠隔でのチーム作業は可能になってきています。差し当たりリモートで共有が難しいのは模型などの立体物でしょうか。それもいずれホログラムディスプレイ技術などによって共有可能になるかも知れません。

 

 

それでも効率化一本では語り切れないのがリアルな建築の面白いところ。敷地を見て、場所の気候風土を知る。職人さんと膝を突き合わせて知恵を出し合う。現場で仕上がりを目で見て確認する。そんなアナログな行為の積み重ねが建物のクオリティを決めると信じながら、日々の現場監理に勤しんでいます。

 

 

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逗子はもう秋

先週から逗子に戻っています。

本州は長袖でも少し肌寒く、夜は鈴虫の音が聞こえます。もう、秋なのですね。

溜まった仕事も涼しいと捗ります

 

↓7月の逗子海岸

↓本日の逗子海岸

 

逗子の夏が終わりました。そして来週からまた夏の石垣島に戻ります!

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クシャナヨガ 石垣島ヨガリトリートセンターにて

現場を見る合間に、クシャナ・ヨガに入門してヨガの練習を始めました。

 

Chihiro先生にヴィンアサヨガ Keiko先生に基本ヨガを習っています。

 

早朝に起きて現場が始まる前にひと仕事する習慣で、午後に集中力が切れるのが悩みでしたが、90分のヨガで生き返ります。

 

今日は豪雨のためか現場も教室も人が少なかったため、強化合宿みたいでした。

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瓦を探しに本島へ

沖縄本島・与那原に老舗の琉球赤瓦工場を訪ねました。

社屋の外壁は40年以上前に登り窯で焼いたレンガ貼。窯変した表情が迫力あります。

白っぽい瓦が焼けることがあるというのを聞いて来たのですが、他にも古色を施した窯変調の瓦など見せていただきました。

実際にこれらの瓦が葺かれた屋根を見るために、翌日は朝一で北部の名護へ。古民家を移築改修した料理店さんを訪ねました。

古い建物の改修では、新しい素材が古い素材に比べて目立ちすぎてしまうなど難しいのですが、窯変調の瓦が古い瓦によく馴染み、落ち着いた雰囲気を醸し出していました。

 

さて、新規計画中の建物の屋根をどのような表情にするか・・・

悩むのもまた、楽しみのひとつです。

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階段手摺の試作品@石垣島サテライトオフィス

石垣島サテライトオフィスの外部階段で、試作中の手摺を試しています。

 

私の建築の師匠 宇野友明さんに倣い、建具・家具・その他の造作材含め 全ての意匠や素材を場所やお施主さんに合わせて毎回デザインすることに決めたので、全物件でこのようなプロセスを経ることになります。

 

意外と楽しいですよ。

 

その他、勝手なルールとして、板金屋根・アルミサッシュ・窯業系サイディングの外壁をやめてみます。建物の寿命を日本の平均27年→100年程度まで上げた設定とします。後日じっくりとお話しします。

 

なお、建築のご相談が増えて来ましたので石垣島を逗子海岸と並んで正式に事務所にすることを検討中です。

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石垣島・豊年祭

石垣島の夏の伝統行事・豊年祭(ほうねんさい)を観覧しました。

五穀豊穣を感謝するお祭りで、地域ごとにまる2日かけて行うのだそうです。

観覧したのは「四カ字のムラプール」と言って、豊年祭の2日めに石垣市街の4つの村の合同で行われる奉納でした。

村ごとに趣向を凝らしたデザインの旗頭。

7〜8mはあろうかという旗頭(はたがしら)を垂直に掲げて御嶽(おん)に奉納に向かうところ。堂々とした出で立ちにほれぼれします。

この後境内で踊りや太鼓などが村ごとに奉納されました。

途中所用で場を離れましたが、夜になっても場所を変えて続く続く、踊りと太鼓・・・

今回は観覧できませんでしたが、クライマックスには全員参加の綱引きなどがあるそうです。

事務所と現場の往復の日々に、とても楽しい体験でした!

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鹿児島のプレカット工場へ出張しました

木造高層ビル等も開発を進めている、九州を代表するプレカット業者さんのひとつ 山佐木材さんに打ち合わせに伺いました。

5軸加工機がありますので、どんな加工でも出来ます。

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オーダーメイド・ソファ製作

オーダーメイドのソファ製作の打合わせで豊橋に来ています。

縫製職人さん、ウレタン屋さんと、原寸大模型を前に膝を付き合わせて打合せ。

クッションの固さと組み合わせ、長持ちの秘訣、カバー布の縫い方、運搬方法···一つ一つ、話を聞き出しながら決めていきます。

時間は掛かるけれど楽しいひととき。

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打合せ風景など

現場事務所で輸入商社さんと打合せ中です。

 

石垣入りしてから3週間、ビーチも呑みも週末も一切なしで仕事してます。

 

そろそろビーチが懐かしいですが。

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というわけで、石垣島入りしました。

石垣島入りして1週間経ちました。

今日は材木屋さんと鋼材工場を訪れて材料を購入しました。

 

島外の人が直接工場から購入することは、普通は出来ないのですが、徐々に顔を覚えてもらい 出来るようになってきました。

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石垣島サテライトオフィス 開設しました

石垣島での2期工事の着工を目前に、(お施主様のご厚意により)

石垣島のサテライト・オフィスを開設しました。

 

毎日15分かけて現場に出向きます。

 

お近くにお越しの際は ぜひお立ち寄りください。

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事務所を逗子海岸に移転しました

湘南の海岸の中で一番好きな逗子海岸に事務所を移転しました。

 

1階が「うみべカフェ」2階が事務所 3階のペントハウスで打合せをします。

 

お近くにお越しの際は ぜひお立ち寄りください。

 

 

 

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職人さんに伝える図面

「図面は職人さんへのラブレターだ」と言っていたのは岐阜で設計事務所を営んでいた父親でした。

ラブレターかどうかはわかりませんが、難易度の高い納まりを図解しながら、あの暑い現場で、新城大工さんと打合せしているつもりで描いています。

 

みんな期待してもう少し待っててね、という感じです。(笑)

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こども園 竣工

 

 

和歌山のこども園、竣工しました。

設計中も工事中も、お施主様とも現場とも、綿密に打ち合わせを重ねてきました。

こども園としては竣工後がスタート。引き続きお付き合いしていきたいと思います。

子どもたちの反応が楽しみです!

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クシャナヨガ石垣島 ランドスケープ 更新



造景家の櫻井さんと石垣島内の造園の素材めぐりをしています。

全ての材料(土・バラス・石灰岩・セメント・樹木)の入手先と単価を調べ、

全ての重機(トラック・ユンボ・ランマー・ミキサー)のレンタル料とラインナップを調べ

全ての協力業者(ナーサリー・土木業者)

 

を調べて、2期工事に臨みます。

石垣島では、情報がインターネットに載っていない(島民内の情報は口コミの方が有効なため)のと、一見さんお断りのケースがあるため 島民の友人知人に情報をもらったり、紹介を受けたりして前に進む感じです。

 

2018年 新生した庭園が誕生します。

 

ランドスケープ・アーキテクトは現場知識の不足から職人を統制しきれないケースがままあります。

造園家は、図面が描けないため、抽象度の高い設計や、大きな庭園を纏めきれないようです。

 

デザインが出来、図面が描け、自分で施工も出来る櫻井さんは、ジャンル横断的な職能と言えますね。

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資本主義の終焉(利子率革命)と宇野友明さん

私の建築の師匠 宇野友明さんを月1で名古屋に訪ねていますが、ある時「掃除機をデザインしているんだよ」と楽し気に言われて、ピンと来ました。

 

「労働としての掃除機=ルンバ≠掃除を楽しむための掃除機」

 

世の中の仕事の大半も近い将来このように2分化すると思います。労働としての仕事はAIがして、人間は快楽としての仕事をすることになるでしょう。

 

良いか悪いかはわかりませんが、「快楽としての仕事」ではない仕事は無くなる。(仕事をしなくてもベーシックインカムで食べられることになるのが前提です)

 

 

面白い本を読んでいます。

 

「資本主義の終焉と歴史の危機」

 

 

 

先進国が途上国からの利ザヤを取る 資本主義のモデルは、途上国が発展していく20世紀後半からは、採算が取れなくなり、実態経済を反映しない「電子・金融空間」を発明して活路を求めたと。欲しいものが無い、のに株価だけは上がっていくそれが金融空間です。実態を反映していないので、ギャップを埋めるために3年に一度弾ける、それが金融バブルです。

 

発展の余地が無い、未開の地が無い、欲しいものが無い、投資先が無い、状況は金利の低さ(利子率革命)に反映されます。投資する対象が無いので、マネーゲームだけにしか投資できない。金融が実態経済を反映しないということは、会社が儲かり、会社の株価が上がっても社員の給料に反映されないなどの事象が起こります。これは1989年あたりから起きているそうです。

 

大切なのは、資本主義が行きついた先は、皆が幸せになれない仕組みになった ということです。

資本主義=近代主義ですから、近代主義の合理性 近代化の効率主義 は、皆の幸せに行きつかない ということになります。

 

「装飾がないということは、それだけ労働時間の短縮と賃金の上昇に直接つながる……装飾は労働力の無駄であり、したがって健康も損なう。過去もまさにそのとおりであった。だが今日では資材の無駄使いということを意味するようにもなっている。そしてこの両者を合せれば、まさに資本の無駄使いということを意味する」アドルフ・ロース

 

近代主義の限界は、建築家という職業では顕著です。

 

現代の建築家は、メーカーの既製品を説明書通りに組み立てるだけの職業になり、設計・建設にかかる時間は短く、収入は低く、歴史的に価値ある建物を身近に持ちながら、比較にならないほど安っぽい建物しか建てられない職業になった。築数百年の建物が身近にありながら、自らが設計した建物は10年も経つとボロボロになる、何故か?を自問してきました。築30年以上の自作を自信を持って案内出来る建築家が何人いるだろう。

 

日本には、良い職人さんが(減りつつはありますが)居るにも関わらず、良い建物が出来ないのは、設計と建設の実態が職人さんの実態と切り離されたからだと思います。金融が実体経済を反映しなくなったのと似ていますね。

 

金でなく、モノの現実と向き合う職人さんという生き方が、資本主義以降の人の生き方のモデルになるのではないかと考えています。

 

最良の職人さんは、快楽のために働きます。腕を試すに値しない仕事は、金を積まれても受けません。快楽のための仕事と、金のための仕事は異なります。外国の家具のライセンスを借りた家具が、いかほど高価でも生きた感激を与えないのは、職人さんの快楽のために造られていないからでしょう。快楽のために造られたモノは人を幸せにします。人が生きる理由について教えてくれるように思います。

 

では、快楽のために働く建築家とはどのように働くのか?

 

そのモデルが宇野友明さんでした。

 

東海地方では、宇野さんを師と仰ぐ建築家・職人 が多いことは一般には知れ渡っていません。

 

職人とモノについて知り尽くし、快楽のための建築設計をしている日本でも指折りの建築家だからです。

どうやって宇野さんに近付くか、あるいは自分と宇野さんの違いを認識して異なる道を選ぶか。東海のデザイナー・職人の基準点のような人です。

 

その宇野さんが、「海外から僕のドアノブやストーブを売って欲しいと再々言われて、無下に断れず困っているんだよ」と相談を受けたのが1年前。「僕は時には数年掛けてクライアントとの間に全幅の信頼関係を築く。イギリスやオランダの顔も知らない人達と、そんな関係を築けるだろうか?僕の作品を本当に理解し、建築家とクライアントの関係を築けるなら、僕は彼らのために働きたい」

 

そこで、今までに宇野さんから受けた薫陶の恩返しとして、少量受注生産で、宇野さんの建築プロダクトを売るオンラインショップを作ることにしました。

 

金額で比較されるアマゾンや、不特定多数を対象とする雑誌とは異なり、クライアント候補だけが集まる場を 将来的には、優れた職人さんと、高品質のプロダクトを設計する若いデザイナー達に、提供したいとの思いもありました。

 

とりあえずは、宇野さんに問合せのあった国: イギリス・ドイツ・オランダ・スイス・アメリカ・ドバイ を対象とします。日本国内であれば、宇野さんにお会いして直接依頼する方が良いので、とりあえずは対象から外そうと思っています。

 

前近代的な「場」ですが、現代的なところもあります。

 

既製品と比べると、10〜30倍の価格となるオーダーメイドの商品を、写真を見て購入して頂くのは本意ではありません。

 

そこで、ロンドン在住の信頼する建築家の友人を代理人とし、実物サンプルを預けることにしました。

日本に滞在経験があり、職人を尊敬する彼女は、「快楽」として代理人を引き受けました。

 

こうして、欧州に1人。アメリカからの依頼が増えたらアメリカにも1人 代理人を立てます。

実物を試してから購買して頂くと、お互いに安心感が増え、クレームも減ります。

 

会議はSkype、日常の連絡はLine です。

 

本日(3/11)サンプルがロンドンに届き、来週には首を長くして待っていたクライアントの手元に届くことでしょう。

 

 

こうして、ショップが始まりましたが、誤算がひとつありました。

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江の島(鵠沼海岸から)

散歩が楽しい季節になりました。

 

鵠沼から見た江の島は右肩上がりです、鎌倉から見ると右肩下がり。

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